グローバリズム政策を進める安倍政権の本質
今日みなさんは、例えば種子法の廃止であったり、TPPの批准、発効ですねそろそろ、そういった農業関係であったり、あるいは自由貿易協定、に危機感を持たれてご参集頂いたと思うんですが、実は話はそれだけにとどまらないんですよ。
今、安倍政権が進めている各種のグローバリズムの政策、具体的には水道の民営化、あるいは電力の自由化、あるいは混合診療の拡大、さらには国家戦略特区、移民受け入れ、法人税減税、さらには農協改革。
こういった、まあこれだけじゃないんですが、この各種のグローバリズムの政策は、根っこが全部同じなんですよね。
その思想と今、我々は戦っているんです。
国民を貧困化させるグローバリズム政策への世界の反発
実は同じようなことは、すでにアメリカであったりイギリスであったり、欧州諸国が経験しています。
結果的に国民が貧困化してしまって、食料の安全保障も確保できなくなったということで、反発が起きているのが、今の世界なんです。
その主要国、特に主要先進国が失敗した計画を、全部後追いで始めようとしているのが安倍政権なんですよ。
この大枠をまずとらえていただきたくて、まずは皆さんに経済について簡単にお話したいと思います。
アメリカによる陰謀論の正体
私は、例えばTPPはアメリカの陰謀だとか、種子法廃止はどこどこの陰謀だとか、そういうことを言う気は一切ないんですよ。
陰謀とかありませんからね、全部ビジネスなんですよ。
いずれかの企業、あるいは投資家のビジネスなので、そこの基本を押さえないと、たとえは種子法はなんとかなったとしても、ほかのところがめちゃめちゃにやられることになりかねないんですよね。
ということでまず皆さんに、経済について簡単にお話したいと思います。
経済はお金儲けではない
経済というのはそもそも、お金儲けではありません。
経済の語源はこちらですね、経世済民といいます。
経世済民というのは用をおさめ民をすくういう意味の四文字熟語なんですが、簡単に言いますと、皆さんが豊かに安全に暮らせるようにすること、これが経世済民。
これは政府の目的でもあるんですけどね。
この経世済民から二文字を取って経済という言葉が作られたので、経済というのはお金儲けと全然関係ない、もともと国民を豊かにするための政治という意味なんですね。