藤井聡 入管法改正を急ぐ安倍政権の功罪!財務省が狙う安倍内閣の使い捨て!消費税を20%まで増税するシナリオ!高橋洋一

問題だらけの安倍政権の移民政策

藤井聡藤井聡

官僚的発言を一個だけ申し上げますと、具体的な政策論で言いますと、今の移民問題のミティゲーション、すなわち移民問題を解消するための法的枠組みというのは、移民の方の人権を守るということしか存在していないんです。

受け入れることによって日本社会側が受けるある種の不便益、というものをどうやって緩和していくかということの法律は、一文も書かれていないんですよ、ここが大問題で。

水島総水島総

法務省で、省令でやるって言ってるんでしょ。

藤井聡藤井聡

そこをどこかの所管の役所の、課長か係長か部長か局長かわかんないですけど、誰かに、お前この問題のミティゲーションといいますけど、移民受け入れの日本社会側の問題を緩和、解消するための行政所管を決めないといけないんです。

これがゼロなのが一番の問題で。

西岡力西岡力

入管法の22条の、一般永住の資格のときに、その者の永住が日本国の利益に合すると認めたときに限り許可することができるとあるんですね。

それが書いてあるんですね、22条の2を、今度付帯決議がついて、付帯決議が10項つきましたけど、1から9までは、まさに入る人たちの人権に関することですが、10項目目で、この22条を厳格に適用するということが入ったんですよ。

藤井聡藤井聡

ということは、今の行政論理でいくと、入ってきた人は国益を毀損しない、というふうになっているんですよ。

チェックが甘かったらそこで終わりなんですよ、今の法体系は。

だから入ってきたあと事後的にわかった移民受け入れ問題を緩和する施策がないんですよ、今、法的に。

ここは絶対問題です。

移民政策の総量規制と相互主義

高橋洋一高橋洋一

私も番組で言ったけど、でもまあ言っててもしょうがないから、まあ事後的に、せめて数字は言ってください、って言ったら、それはあとからずっと言うようになっているんでね。

数字さえいえば、まあこんだけ入らないっていう数字の高は議論できるんですよね。

総量規制、普通の国はみんなありますよっていうと、そこはけっこうわかったわけ。

あとでそれをやりますっていってるんだけど。

水島総水島総

あとでっていうのはね。

高橋洋一高橋洋一

省令なんですよ。

水島総水島総

それなんだよ。

高橋洋一高橋洋一

でもこれは政府首脳に言って、問題点としてわかっているらしいんですけどね、ただ言ってたのはやっぱり、自民党の中の話で、地方の人がたくさん言ってきたからっていうふうなこと言ってましたよ。

だからこれは結構ひどい話であることは間違いなくて、私の一般的な感覚からいっても、ちょっと拙速すぎて法律もきちんとできない。

だから番組でも言ったでしょ、要するに、組織先に施行作ってそれは施行していいです、あとは、あとでちょっとやったほうがいいですって言ったんだけど、そこはできなかった、できなかったけど、まあ実際問題点で、言ったことはやりますっていう感じでありました。

正直いって私は、法律に書かないから不十分ですよ、不十分だけど、まあ今の段階だとこのぐらいしか今はできなかったですね。

藤井聡藤井聡

今はその所管を僕は認めるべきだというような政策提言もいろんなところで言っているんですけれども、それでいくと次の問題が出てくる。

何かというとそのための予算が必要なんです。

もともと純経済的理由でもって移民を受け入れているのに、労働者として受け入れたのに、ミティゲートのための財政出動が必要なんですよ。

そしたら何のために受け入れているみたいな話になりますから、それを全部考えた上で、今高橋先生がおっしゃったような上限を決めるべきなんです。

国益を最大化する数値に収めるべきなんですよ。

高橋洋一高橋洋一

だからね、上限が今のままだったら今ちょっと高いんだけどね、今のままだったら何も起こらないって言ってた。

だからあとは上限のね、最低限の話をしただけ。

本当をいうとね、相互主義の話をしたの、これ水島さんの番組でね、いろんな意味でのビザの与え方の相互主義っていうのが国際標準なんですよ。

それもやったんだけど、それは、実はどこまでやるかわからなかったですよ。

それ見て不満ですよ。

永住の話ももちろんしてます、してるんだけど、もっと法案の前に言ってくれればこんな簡単じゃないかっていうのがたくさんあったんだけど、あれが厳しいですね。

移民政策で暴走した自民党議員の正体

藤井聡藤井聡

だれが暴走したんだろうと思いますね。

高橋洋一高橋洋一

自民党の中の人みたいだよ、要するに。

水島総水島総

その自民党の国会議員の何人かと話して聞くと、本当にみんな、なんでこんなに急ぐんだろうと思ってるっていうね。

それからここは大げさかもしれないけど、9割ぐらいは疑問持ってるって、みんなね、自民党の議員ですよ、ということがあるのに。

それからもう一つ、これは本当かどうかわかりませんが、そういってたのは、最初は外国人の入ってくるのを規制しよう、管理をきちっとやろうと、もっと。

最初そのつもりだったのが、突然、バンっと変わって、移民に変わっていった、受け入れるほうに変わって、あれあれあれという間に通っちゃった。

高橋洋一高橋洋一

私はだから、入管庁を作る、そこからいけって言ったんですよ、そしたらね、入管庁作ったら規制から入るんですよ。

それでね、法の執行はあとでも十分でしょと、いろいろと調べて、というのが筋なんですよ。

それがなんか、4月に施行と入管庁が一緒になっちゃって。

入管庁を作る法律は法の中で条文が違うんでね、そっちを先に施行できるんです。

ってだいぶ言ったんだけど、現状は、自民党の中のあるグループで、って言ってた。

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