小泉純一郎・橋下徹・小池百合子の共通点
これは危険だと思うんですよ。
これは何が問題かというと、要は小泉さんと、橋下徹さんと、小池百合子さんに共通するのは、構造改革主義者なんですよね。
そういう改革をするときっていうのは普通にやってたらできないから、悪者みたいなものを作って、既得権益である今回は都庁ですね、という形で攻撃させて、それで国民の不利益になるような改革をやるってパターンがずっと日本で続いたからこんな事になったんですよ。
これが行き着くところまで行き着くと、全体主義的なんだろうけど、非常に日本国民は愚かなんだけど、今皆デフレでそのルサンチマンを溜め込んでるから、自分たちをその不幸にする構造改革、例えば大阪都構想なんか典型ですけど、そういうのを熱狂的に支持するんです。
これは明らかに全体主義への道だなと思うんですけど、どうですか。
トランプ大統領の炎上の手口と狙い
まったくおっしゃる通りで、あのトランプ現象のことをテレビのコメンテーターたちはよく批判するんですね。
あんなポピュリズムだと、あんなものはだめだというんですけど、そういう人たちに限って小池さんのことを、いやあこういう改革必要ですね、とおっしゃったりとか、橋下さんはこれから期待できますねとおっしゃったりとかするんですね。
僕は、両者を比べると似てるところは、トランプさんと小泉、橋下、小池というこの3者は、似たところが多分にある。
似てるんですが中身を見ると、トランプさんに分が相当あるなと思うのが、トランプさんが言ってるのはラストベルトのあの労働者たちの賃金が低い、雇用が確保不安定だという不満に対して、それに損させんように炎上を仕掛けているんですね。
この炎上が盛り上がると彼らの賃金が上がる可能性があるわけですよ。
実際政治というのは、そういうふうに進んでいくということを必ずしも悪ではないと思うんですね。
庶民の潜在意識というものを実現するものが政治なんだとすると、本当にその原因を解消して、人々の不満を取り除くために賃金を上げるようにしていくと。
そのために保護主義を導入し、そして緊縮財政に反対し、積極財政をやるべきだとトランプが言ってて、処方箋が彼らの幸福とつながってるんですね。
すなわち、必ずしも庶民の俗情に対して詐欺を働いているわけではなくて、俗情を解消するための処方箋をトランプは与えていると解釈することができるんですよ。
ところが、大阪都構想って言って、これは確かに大阪をもっと豊かにしてほしいっていう大阪市民の思いで盛り上がるものなんですけど、中身は嘘なんですよね、大阪は自治権がなくなって、より一層権限も財源もなくなっていくというものだし。
豊洲に至っては一番の不安全な、安全な豊洲じゃなくて、より危険性が高いとおぼしき築地をずっと使われ、かつ4500億という財源を、築地を売ることによって調達して、それで豊洲に入れようとしてたのに、それがなくなるということを通して、住民が、東京都の住民が4500億円を税金で豊洲に入れないといけなくなっちゃったんですよ。
従って、豊洲のあの両論併記ということですごいお金を都民がお金払わなかあんようになってしまうという不幸になってしまっているわけですよ。
これは騙しているという構造に、トランプの構造とは違う格好であるのが大阪都構想と豊洲という問題であって、従って、日本の炎上の方がトランプの炎上よりもさらにたちが悪いというふうに思いますね。
小泉純一郎・橋下徹・小池百合子が炎上を利用する狙い
藤井さんね、根本的な部分について質問したいんだけど、炎上現象はなんとなく好ましくないという感じだけど、もしかして、小泉、橋下、小池がね、一方の極端な想像のシナリオだけども、一応それぞれに、自分たちから見ての高邁な思想があって、日本はこうあるべきだということがあって、それはゆるぎなくこうあって。
ただそれを実現するときにいろんな方法があるわけじゃないですか、彼らは炎上という言葉で集約される非常にトリッキーな部分も入ったような方法をとるだけであってね、大志といか初志というか、高邁な思想というものががっちりあって、それを実現する手段としてこういうことをやってて、それがけしからんように見えるというう場合なのか。
あるいは、何もそういうのものがなくて、高邁な思想が。
こういう技術、テクニックだけを重視してて、これでいこうと、こういうテーマを持ってくれば炎上できるかなっていってやっているのか、だから、目的と手段ってことだけど、そのへんはどう見ているの?
あくまでもいろんな見解があると思いますけど、僕は後者であると確信しています。
だからこそ、ネット業界なんかでいわゆる釣りを仕掛けている人たちなんじゃないかと。
逆に目的は明確なんですよ
少なくとも、小池さんと橋下さんは明確で、権力なんですよ、高邁な思想なんてない、なんでもいいんですよ、とりあえず権力をあげるってことが目的になっています、このふたりは少なくとも。
東京都知事選で小池百合子が圧勝した経緯
というように僕の目には写っています
その問題は当然本質的なところだったと思うんだけど、小池さんという人は、私ずっと見てて、我々が都知事選のときあるじゃないですか、都知事選特集でみんなで議論やったんだけどね。
あの時自民党が出してきたのは、わけのわからない増田さんっていうね、朝鮮学校もOKっていう人って、やったでしょ。
我々は、まあどっちがいいかというとこっちだと。
で、今やったように、劇場型、物語を作るんですよ。
今言ったように権力のためだったら、権力基盤を食ってやるためだったらずっとやる人なんですよね。
こういう人が今都知事になったわけです、多数派取ったわけです。
権力に対する利己主義で、ソシオパスなんじゃないかと私は思います。
非常に問題なのは、権力っていっても自分のところのあれでね、
全然東京は今回は私、足して二で割るっていうかな、豊洲もやるしあっちもやるみたいなやり方は、この人は規制のそのままの利権集団とかあるとみんなちゃんと手を、一応やったんだと。
まあこれは大人の対応っていうかね、変な言い方だけど自民党の内田のドンという人に代わる人間が彼にできたといういうだけであってね、新しいあれは全くないんだなっていうことがよくわかった。