カルロスゴーン事件の本質
本日は、カルロスゴーン事件の本質という事についてお話をさせて頂きたいと思います。
今、巷を賑わしているカルロスゴーン問題、これ、非常に分かりづらいんですね。
複数の要素が入っています。
いくつもの要素が入っているから、逆に言うと、これは分解すると分かりやすくなるわけです。
カルロスゴーン 日産私的流用問題
まず、1点目
カルロスゴーン問題、これはカルロスゴーン会長個人の問題
いわゆる日産を私的流用によって個人で食い物にした話。
そして、ここにマネーロンダリング、お金を不正に動かしたのではないかという問題。
これが、1つ目の大きな問題になるわけです。
フランス政府とルノー、ルノーと日産・三菱の問題
そして、分解したうえで2つ目の問題
フランス政府とルノー、ルノーと日産と三菱の問題、これが2つ目の大きな問題になっているわけです。
では、ルノーという会社は、どのような会社であるのかとう事になります。
ルノーという会社の正体
ルノーという会社は、一応は民間企業ですが、元々は公社であった。
いわゆる、公の会社、国有企業であったという歴史があります。
そして、現在もなお、フランス政府が筆頭株主になっており、フランス政府による指導を受けている。
経営介入を受けている会社というのがルノーの実態なわけです。
それに対して、日産や三菱は、完全なる個人企業、私企業、株式会社という形になります。
日産・三菱を飲み込もうとしたルノーの狙い
問題は、このルノーという会社が、会社の存続をかえて、日産や三菱を飲み込もうとした所に大きな問題があるわけです。