家事の分担と男と女の違い
実はこれは1回では済まないようなテーマなんですが、一応取っ掛かりをしようということですね。
まず2つあると思うんです。
1つは、家庭内の分担の問題と、それから男の意識という問題と、2つ今のところ主にあると思うんですね。
家庭内の仕事ですね、例えば家事とか掃除とか洗濯、風呂、と言った家事、買い物ですね。
こういったものは、実は夫と妻がやってみると、嫁と姑の争いと同じことになっちゃったわけですね。
というのは、金曜日は例えば夫が料理をすると、水曜日は妻が料理をするというふうに決めますと、それから洗濯なんかも曜日によって決めてやりますと、もう絶えずいざこざが続くんですよ。
2つあって、まず男女の差と、生活の差、人生の差があるわけですね。
男女の差はまず、男性と女性ってもともと相当違うんですよね。
僕は同じ人類にしないほうがいいだろうと、やっぱり女という人種と、それから男という生物というように考えたほうがいいくらい離れているというふうに言っているわけですが、例えば洗濯して、洗濯するときの洗剤の入れ方から畳み方から、全て違うんですね。
もちろん料理もそうで、料理の作り方からしまう場所、あらゆることがあるわけですね。
これはどうしてダメかと言うと、家事というのはものすごく複雑なんですよ。
家事をやっていると頭がボケないというのは、なんでボケないかというと、同時にいろんなことをやらなきゃいけないからなんですね。
それも細かいんですよ。
1個のことを集中して数式を解くとか、私の分野ですと、電気回路をやるとか建物を設計するとかいうふうなこととは違うんですね。
ですから、標準化できないんですよ。
標準化というのは、大根はこう切ってここにしまうとか、いちいち決められないくらい数が多いし種類が多いし、それから同じ大根でも固さも違えば、悪くなりかけの時にどのくらい削るかとか、全部あるわけですね。
ですからそれが1つは嫁と姑の争いになり、かつ男と女の他に、自分が生活してきたやり方というのがあるんですね。
例えば昔だったら、お母さんが作ったもの、お母さんのやり方、そうすると夫と妻は男と女の違いがあり、それから今まで生活してきた違いがありますから、
家事のように膨大な数のものを少しずつ少しずつ自分流にやるというと、例えば服でもどこにしまってあるか分からないとか、畳んであるとか畳んでないとか山ほどあるわけですよ。
ですから、家庭内でやることの分担をすることはいいんですよ。
風呂は夫、料理は妻、洗濯は夫、というふうに決まっていれば、これはいいんですね。
ですから、家庭内でやることの分担を決めるのは成功するんですが、曜日で分担するとかいう、そういうのは失敗しますね。
嫁と姑の争いと同じことになります。
それからもう1つが、同棲する前は男もやるって言って一緒に家事やろうと言って、結婚してみると、何、男やらないじゃない、と言うんですけど、ちょっと男性は、私は男性ですから、男性の方から見ますと、男としてはやってるんですよ。
男と女の生活スタイルの違い
男というのはほとんど買い物しないんですよね。
独身時代、外で食べるんですよ。
そしてコインランドリー使ったり、全然女性の独身者と男の独身者と、生活の形が違うんですね。
ですから、男が言う家事というのは、ほとんどやらないみたいなものなんですよ。
それに不衛生でもあまり気にしませんから、そういう点で女性の方って同棲してみたら何もやらないのよって言うけど、あれでけっこう男がやっている場合も多いし、それからやっぱり制度というのは、慣習とか制度というのは、変わって100年200年じゃ直らないんですよ。
男と女の役割の違い
だから、女性は家庭のことだけ見ていますから不満が多いでしょうけども、実はそうじゃないんですよ。
災害救助隊なんていうのは、ほとんど男で編成されるんですよ。
特に決死隊ですね。
決死隊ほどでなくても、決死隊に近い災害救助隊って多いんですよね。
まだ災害救助隊自身が雪崩に巻き込まれる可能性があるうちに救助に行く、なんていうのもあるんですけど、それは原則まだ全部男に決まってるんですよ。
それから企業でも、急な用事で出張させるのは、男でなくては出張させられないんですよ。
いろんな制約がありまして、ですから家庭内だけ見ると、女性が割食っているように見えるんですけれども、社会的な危険な仕事を全部男が引き受けている、これは女の人が力が弱いからじゃないんですよ。
ちょっとここで細かくは言えないんですけれども、女の人はそういう危険なところに行きたがらないということがあるんですね。
それは男性の人が家事をしたがらないというのと同じで、やっぱり男と女はやりたがらないことというのがあって、男は自分の命が危なくてもやるんですよ。
だけども、冷蔵庫から何か取るのをやらない、やりたがらないという、そういうところがあるんですね。
女性は冷蔵庫から何か取り出すのはやるんですが、命の危険のある仕事はやりたがらないんですね。
ですからこれは、お互いに理解することに非常にいいんではないかと思います。
男と女が同居する目的
それからこれは、ブログなんかですと言えるんですが、地上波とかそういうテレビでは言いにくいんですけど、男と女の同居というのは、やっぱりセックスが中心なんですよね。
もちろん男性と女性というのはセックスがなくなって、老人になっても、やっぱり男と男が生活するより男と女が生活した方がスムーズなんですね。
それはやっぱり性格が違って、役割が違うから男と女のペアがいいんですよね。
死ぬまで、セックスがなくなってもいいんですよ。
だけども、基本はやっぱりセックスなんですよ。
セックスというのはセックスという行為じゃなくて、性的な分担というものが中心で、家庭というものを営むんですよね。
結婚をうまく行かせる秘訣
ですから、男と男、女と女ってやっぱりうまく行かないんですよ。
うまく行く例もありますけど、男と女の方がうまく行くんですね。
そのためには何が必要かというと、やっぱり相互の愛情なんですね。
愛情というのは友情とは違うんですよ。
異性間の愛情というのは、やっぱりセックスに基づいているんですね。
ですから、女性はいつまでもきれいで、お化粧も若干必要なんです。
これは、女性にお化粧が必要で男性にお化粧が必要じゃないというのは、男性に性欲がなくて女性に性欲があるからなんですけども、それが必要なんですね。
それから今度は男性のほうは、常に気前良くなきゃいけないんですよ。
損は覚悟なんですね。
オスの大切なことは、損は覚悟なんですよ。
損するからと言って、損得計算を男がしているようじゃダメなんですね。
だから男女が生活するのはセックス、セックスというか性的区別だと。
だから女性は魅力的であって優しくなきゃいけない、男性は気前良くなきゃいけない、何でも気前良くなきゃいけない。
この基本は、やっぱり私は男と女が結婚して家庭を持つときには、絶対に変わらない真実だと思うんですね。
それに基づいてもちろん掃除をやったっていいんですよ。
例えばお風呂の掃除なんていうのは男のほうがいい、力もいる、大変だ、俺がやるよ、という気前良さが必要だ。
お金もそうですね。
僕なんかは夫婦で別財布より、やっぱり男は全部妻にお金を渡すほうがいい。
これは男の1つの特徴ですよね。
ですからやっぱりそういう特徴を活かして、ニコニコした毎日をやる。
だけど私はこれを話すにあたって、1番最初に言ったように、ちょっとまだ議論が不足してるんですよ。
それからケースバイケースが非常に多いんですね。
ですからこれは一応のきっかけとしてお話をしたと、整理をしたというふうに考えていただくといいと思います。