健康で長生き25の秘訣!健康長寿とは?食材・食事・睡眠・タバコ・小食・100歳・寿命 武田邦彦

血圧の病気は全く治す事が出来ない現実

じゃあ下げるのはどうでしょうかって、応急処置として降圧剤というのはあるけれども、それはあくまでも応急処置だから、抜本的な病気を治すって私のところに来たのは私が医者だから、病気を治すと思って来られたんなら治すことができないんです、となっちゃうんですよ。

どうしたらいいんですかね、これ。

我々は現状そういう状態なんですよ、実は。

これはテレビ放送とかそういうのが作り上げた幻想で生きているので、むちゃくちゃになっちゃったんですね。

我々は血圧に関しては健康を守るということができないんですよ。

下げるのも危険、上げるのも危険、自分が適正な血圧かどうか分からない。

血圧の病気なのか、単に血圧が少し違うのかも分からない。

じゃあ病気の時の応急処置は、降圧剤だけはできるんだけれども、その他はできない。

病気を治す、高血圧の病気とか低血圧の病気を治すことは全くできない。

こういう状態にあります。

これはもうまず我々として、毎日毎日を一生の1つとして過ごす人は、血圧が心配な人は、全く行く道をふさがれていると、そういうことになります。
降圧剤で寿命を削られる患者の悲哀

血圧の修正というのを書いたんですが、その理由は、今までお医者さんに呼びかけていたんですけれども、お医者さんは理研化しちゃったか頭固くなっちゃったかでもうだめだと、だからあまりに可哀相なんですね。

血圧は、血圧が低いほうがいいと信じ込んでいる人が多いんですね。

血圧が低いほうがいいということになりますと、何でもかんでも血圧を下げる方向に行きますので、もともと血圧を上げなければいけない人が下げる治療を受けて、死ぬ時期が早くなるというわけですから、

私は非常に可哀相だし、私は科学者ですので、申し訳ないことをしているなという感じなんですね。

コレステロールは低い方が良いと洗脳したNHK

それと同じように、コレステロールも低いほうがいいと思っている人が多いんですね。

これはNHKの責任なんですが、早く修正しなければいけないんですけれども、必須のコレステロールを悪玉コレステロールと呼んだということですね。

これはNHKがそう呼んだと言われているので、私もそれを採用しておりますが、NHKがまだ言ってくれないので分からないんですね。

人間の身体というのは基本的に油でできているので、例えば、細胞膜、皮膚、頭の中、どれもこれも油なんですね。

組織も油でできております。

油でできているので、油は少しずつ劣化しますから、必ず油成分を体の隅々まで運ばなきゃならない、これがいわゆるコレステロールとか中性脂肪とか、そう言われるものなんですね。

もちろんその他にも、人間の女性なんかが悩む脂肪というのはとても重要で、身体を衝撃から守るとか寒さから守るというほかに、栄養の補給だとか、脂肪組織でもいろんな分泌物を合成しておりますから、そういうような必要性があるわけですね。

だからコレステロールも人間の体に絶対必要なので、外部から20%くらいは補給されるんですが、80%は体内で合成するんですね。

80%も体内で合成されるコレステロールを、何か悪いもののように言って、コレステロールが低いほうがいいと、例えば何かの基準を見ますと、199以下と書いてあるんですけれども、そんなことは絶対にないわけですね。

研究をサボって分からないコレステロールの必要性

それは研究をサボっていて、コレステロールの必要性がどれくらいかということが分からないからなんですね。

私がいろいろ調査しますと、こういう調査は医療関係者とか医者とか、そういう人しかできないと思いますけど、人間の身体というのは科学的対象ですからね、私が分からないはずないわけで、

だいたい全体的に見ますと、低めに言っても日本人の平均値というのは230くらい、適当な値は200から260くらいかなという感じがするんですね。

しかし現在の厚生労働省の基準というのは200以下ということで、これはスタチンのような高いコレステロールの減少薬を売るための利権だと私は思っております。

税金を使い日本人の健康を害す厚生労働省

ただ、厚生労働省ともあろうものが、お金のために日本人の健康を害するということは非常に問題ですね。

ちょっと用語だけ先に言っておきますと、悪玉コレステロールというのは、LDLコレステロールとも呼ぶんですけど、これが本当のコレステロールで、身体に必要なコレステロールですから、必須コレステロールですね。

何回も言ってますけども、必須コレステロールを悪玉コレステロールと言う名前を付けるのが、ものすごく悪どいと私は思うんですね。

これは脂ですから、細胞に血管を通じて送る時に、血管壁にくっつくわけですよ。

くっついてもくっついても細胞は必要としますから、必須コレステロールを送らなきゃいけない。

そうするとどうしても血管壁につく。

そうすると血管壁、血管の壁から、ついたコレステロールをはがさなきゃいけない。

そのために、HDLコレステロール、これを善玉と言っているわけですが、それを派遣して、コレステロールをはがしていくわけですね。

しかし善玉と言われるHDLコレステロールというのは、役には立たないんですよ。

人間が生きていくには役には立たないんですね。

ですから、全部回収し終わるとそのまま肝臓に持って帰って、もう1回コレステロールを作り直すわけです。

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