健康を改めて考える
毎日の積み重ねが一生である、一生というのは毎日でもあるということで、血圧とかそういった治療と、応急処置というのを書いたんですが、
考えてみますと、ちょっと私のしゃべっているうちに、いつもの癖が出まして、お医者さんの方に向かって言っちゃったんですね。
お医者さんはちゃんと治療してくださいよと、だって血圧130なんていう基準はないんだし、医学的にはないんだし、厚生労働省が決めてるかもしれないけど医学的にはないんだし、
それから降圧剤というのは応急処置であって治療じゃないので、やっぱりちゃんとした治療をやって下さいねというように、お医者さんに対して呼びかけちゃったんですよ。
だけど私のこの「毎日」というブログは、お医者さんとか政府に言うブログじゃなくて、我々が考えるというブログだったんですね。
健康な人に高血圧の薬を出す医者の手口
つまり、自分が血圧がちょっと高いんじゃないかなと思った50歳の男性がいるとしますよ。
50歳でも何歳でも女性でも男性でもいいんですけど、その人は病院に行きますね。
ちょっと血圧が高いようで心配なんです、と言いますよ。
そして50歳ですから年齢で言うと140ですね。
測定した、そしたら140だった。
お医者さんは何と言うんですかね、そこでお医者さんが何というかですね。
厚生労働省の基準は130なんですよ。
それから健康な日本人の平均は150なんですよ。
平均というのは、平均寿命がだいたい80ですから、平均というのはだいたい40歳で150なんですよ。
ですから、50歳の男性であれば、160とか155とかいうのが実は平均なんですね。
あくまでも平均ですよ。
厚生労働省の基準というのが全然でたらめな130なんですけど、日本ドック学会が出している健康な日本人の平均の血圧が150なんです。
一応目安は150、140。
するとどうするんですかね。
医者は正しい血圧を測定出来ない
お医者さんはその人の正しい血圧を測定できないんですよ。
できない。
だからその人の140というのは、血圧を上げなきゃいけないかもしれないし、下げなきゃいけないかもしれないし、そのままでいいかもしれない。
正常かどうかわからないですよ。
病気かどうかも分からないですね。
お金を儲けようと思ったお医者さんは、厚生省の基準が130ですから、降圧剤を飲んでくださいと言うでしょね。
それから、健康な日本人の平均の血圧を重視するお医者さんであれば、あなたの場合は140ですからねと。
50歳で140というのは、ちょうど年齢プラス90ではいいんですが、日本人の健康な人の平均の血圧は150ですから、ちょっと血圧を上げたほうがいいですね、とこうなるわけですよ。
どうしてこんな変なことが起こるかと言ったら、お医者さんが正しい血圧を測ることができないからなんです。
測る方法を、血圧関係のお医者さんが明らかにしてくれないんですよ。
ではとにかくそれはそれとして、140という血圧だったから130というふうに思う人は降圧剤、150がいいと思う人は血圧高いほうがいいということはいくらでもありますから、だって酸素とか栄養とか、白血球とかTNFを送るわけですから、そうすると上げなきゃいけない。
今度は治療するということになりますね。
血圧の治療をする。
治療というのは、その人が正常じゃないから治療する、じゃあ血圧が正常じゃないというのは、身体の血圧の検出装置が壊れているからそこを薬で治すのか、心臓の鼓動が強すぎるとか弱すぎるから心臓の鼓動の状態を調整する薬で治すのか、
もっと抜本的に、心臓の鼓動なら心臓の鼓動が間違っているということを治療するのか、とにかく治療が必要なんですよね、もし異常であれば。
だけど、健康かもしれないんですよ。
だってその人の健康な血圧が測定できないんですから。
分からないわけですよ。
140という血圧は出たけれども、その人にとっては130がいいのかもしれないし150がいいのかもしれないわけですよ。
だからもしその人が150がいいのに130に下げたら、わざわざ病気を促進することになりますね。
本当は130がいいのであれば、血圧を上げるのは逆側になりますよね。
それにもう1つ難しい問題があるのは、あまりにも馬鹿げた話になっちゃうので言いたくないんですけども、1日うち、血圧はだいたい時間によって20くらい変わるんですよ。
だからたまたまその時、お医者さんに行った時にその人が140であっても、1日で20、±10ですから130から150まで変動しているはずなんですよ。
そのうちたまたま測ったのが140なのか、その人がたまたま高い時に測って120から140なのか、140から160なのか、これは分からないんですね。
方法がないんですよ。
それから冬と夏ではだいたい血圧は5から10くらい違うんですね。
もちろん冬でも充分に暖房が効いているところで、家の中に車庫があり、車をあっためてから車に乗り、医者に行って車から降りてもほとんど寒いところを歩かないという状態の場合は、血圧はそれほど上がりません。
しかし普通に病院に行くのに外を歩いて行ったり、車の車庫に乗ったら寒かったりすると、血圧は普通に10くらいポンと上がるんですよ。
そうすると、お医者さんで測った血圧は、10まで行かなくても5は違うんですね。
それからお医者さんの前での白衣血圧はちょっと高いんですけれども、140というのが本当は時間によって20違い、季節とか病院とかそういうのによって10違うわけですから、30違うわけですね。
ですから、140と測られたということは、125から155までの間に入っている可能性が高いというくらいしか分からないんですよ。
塩を舐めると血圧が上がるという嘘
じゃあ今度は、血圧を上げなきゃいけないということになるとしますね。
あまりにあなたは低いですよ、50歳男性なのに低いですよ、上げてください、となったら、上げる手段がないんですよ。
お塩をなめると血圧が上がるというのはこれは嘘で、日本人に5人に1人はお塩をなめれば血圧が上がるんですけど、その他の人はお塩をなめても血圧は上がらないんですよ。
そうするとお医者さんが、ちょっとあなた血圧低いから上げなきゃいけませんねと言ったとしますよ。
お塩をなめてくださいと言っても、その人は5人のうちの4人かもしれないんだから、だから対策がないですよね。
下げた血圧を上げる対策は出来ない医者
血圧を上げる対策ができない。
その人は血管壁がある程度強くて、むしろガンなんかになる可能性はあるけど、血管壁が強いから、血管壁もあまりコレステロールもたまったりしないで硬化もしなければ、脳溢血になる可能性も少ないので、血圧は高めに維持したほうが健康かもしれないですよね。
その人がお医者さんに行ってさっぱり分からないと、帰ってきてちょっと心配だな、どうしようかと。
ちょっと血圧が高いんじゃないかと思って心配して測ったら、低いかもしれない高いかもしれないと言われるわけですよ。
本当に誠実なお医者さんだったらですよ。
薬が売れればいいやとか、厚生省の指導があるからそれに従っておけば医療訴訟が起こっても俺は助かるとか、そういった本当の医療の基本じゃなくて、お金だけ儲かればいいというお医者さんに行ったら、それは何て言われるか分からないですけども、
本当にその患者さんの身体のことを考えたら、50歳の人が140であれば、あなたの場合はいい血圧か悪い血圧かわかりませんと。
方法がありません。
じゃあその人が、私やっぱり血圧を高めにしてガンなんかになりたくないんですけどと言ったら、上げる方法はちょっとないんですよ。