認知症や癌患者を増やす原因
それから、歳をとると血管が固くなる、これは異常かというと、年をとると筋肉が弱くなって、100メートルが若いころは13秒で走れたのが年とって15秒になったって、これは、別に普通のことで病気でも何でもないわけですね。
筋肉増強剤を打とうっていう話にならないわけですね。
だから年ともに上がっていく血圧を病気だと言い、平均より高い血圧を病気だと言う、その血圧の病気基準というのがもともと間違っているわけですね。
ですから血の量がだんだん少なくなってきて、結果的に何かっていうと、ガンになる人が増え、認知症が増えるわけですよね。
それは当たり前のことですね。
そこで問題なのは、例えば160になった、これを高いと見た場合、これは高いかどうかは即断できません。
130というのは国民の平均でありますから、年齢が70の人で150って言ったら低いかもしれないですね。
事実日本ドック学会の平均だったら、国民全体の平均が150ですからね。
だけどこれを高血圧症としたとしますよ。
その時に降圧剤を投与するというのは、これは応急処置ですね。
血圧が高い、脳卒中とかそういうのになるから一応応急処置として血圧を下げる薬を処方する、これはまぁ、譲っていいかもしれませんよ。
しかし、血圧の病気を治したわけじゃないんですね。
その人の正常血圧がいくつか、例えばその人が130だとしますと、なぜ150になったんだと、その根本原因を治さないといけないわけですね。
じゃあその人が年をとって血管が固くなって、そして血圧が150になったというなら、これは病気ではないですよね。
それはさっき言ったように、脚の筋肉が弱まって100メートルが13秒が15秒になったのと同じですから、これに対して治療がいるかどうかというのは、今度は医学的には決まらないですね。
老化ですから。
老化を防ぐか、やめるかどうかというのは本人ですよね、患者さん本人。
私は、年齢相応でいいという人だったらそれでいいし、私は年齢相応では困る、アンチエイジングをしてくれということになると、今度はどうするかというと、血圧のコントロール装置を治すならいいですよ。
血圧を下げるというだけは応急処置ですから。
いつまでも応急処置をやっていないといけないですからね。
だから応急処置を治療と言っちゃいけないんですね。
高血圧の病気というのは、まず血圧が高いのを病気だと勝手に決めたということと、つまり、少なくとも今までの病気、世の中で言う病気とは違うんです。
病気を治すと言って降圧剤を投与するのは、傷口を縫うんじゃなくて、ただ包帯を巻いて止血したという状態なんですね。
だから止血はしなきゃいけない、血が出ているところは止血はしなきゃいけないけど、血が止まらない原因があるんだったら、それを除くのが治療ですね。
高血圧学会はなぜ間違いを正さないのか?
だから高血圧学会の先生というのは、何でこんな単純なことを何回も間違ったのかと思いますね。
それは、何か厚生労働省か何かに脅されたか、脳卒中の患者さんを減らすということが大切なのか、だけど脳卒中の患者さんを減らして、ガンと認知症を増やしたってしょうがないわけですからね。
病気を治してもらわないとならない。
患者の人生の楽しみを奪う医者
これは痛風もみんなそうです。
こっちはもっとひどいですね。
コレステロールが出たのでコレステロールの多い食事をやめる、痛風が出たのでビールとか焼き肉をやめるということになりますと、
体内合成がコレステロールも痛風も約80%くらい体内合成するわけですから、今まで食品で20とっていたのを10にすると、体内合成量がそのうち90になりますよ。
そうすると、好きな卵、好きなビールが飲めなくなりますね、ますます。
そうすると今度は体内合成量が90になっていますから、元の食事に戻すと110になっちゃいますから、ますます多いので、それでまたビールとか卵が食べられない。
つまり現在のコレステロールと痛風の応急処置、つまりコレステロールの入った食事、卵とかそういうのをとらない、もしくは痛風の原因になるプリン体の多い牛肉とかビールをやめるという応急処置を続けていると、
どんどんその人は自分の好きなものを食べられない生活、人生になっちゃうわけですね。
それは味気ないわけですよ。
コレステロールが多いとか、痛風が基準値、基準値というかその人の適正な尿酸値より高いということは、病気なんです。
何が病気かは分かりませんけどね。
今の痛風治療の実態
例えば痛風ですと、尿酸の体内合成量が大きいとか、体内の尿酸の検出器が壊れているとか、尿中に排出される尿酸の値が低すぎるとか、病気の原因があるわけですね。
それを治すのが治療ですよ。
だから、とりあえず痛風の薬の場合は、とりあえず痛風の合成を押さえたり、尿中に痛風を出す薬があるんですけど、これは対処療法、応急処置ですね。
応急処置だけで済ませるというのが、現代の医療なんですよ。
その時はそれでいいですよ、それしか研究が進んでないんだから。
だけど、これは応急処置で、あなたの病気を治すんじゃありませんよと言わないと、誤解しちゃうんですね。
今の痛風でしたら、尿中に尿酸を流したり、尿酸の合成を阻害する薬を出して、しかも本人にはビールとか牛肉を食べるのをやめさせて、あたかもそれが治療のようなことを言うわけですから、
本人はいつまでも痛風がまず治らない、それから好きなものを食べられない人生に追い込むと、そういうことになっているわけですね。
治療と応急処置、これをはっきり区別して、医師はもう少し誠実な応急処置とか治療をしてもらいたいと思いますね。
多くの人が間違え、病気を増やしている原因になっているわけですから。