世の中に蔓延する非化学な健康法
ただ、やっぱりこの健康問題、血圧は低いほうがいいとかコレストロールの食事の制限とかいうのは、本当に非科学なんですよ。
非科学に、本当に徹してきたんですね。
医療とか健康、行政とかそのお医者さんとか看護婦さん、本当に非科学、科学じゃないんですよ。
だから、科学的にものを考えるって言うことから外れちゃってるんですね。
これでみんな苦しんでるんですよ。
例えば血圧とかコレステロールですと、上限があるわけじゃないんです。
中庸があるんです。
お釈迦様が中庸と言ってますけど、まさに中庸があるわけですよ。
要するに血圧は低いほうがいいなんてそんなふざけた話はなくて、血圧は適正な血圧があるんですよ。
適正血圧を130以下とか120以下っていう、「以下」をつけるのがもともと科学じゃないんですよね。
血圧は必要なんですから、血を送る意味での圧力ですからね。
ポンプが無かったらどうにもなんないんですから。
それを、不等号をつけて国民に言うっていうのがいけないんですよ。
血圧は適切な血圧にしましょうってことなんですよ。
人によっても違います。
健康な人の血圧の平均は150だけれども、平均が150なんであって、1人1人の人に適切な血圧がありますと。
それはこう測るんです、そしたら血圧が分かりますから、それに伴っていろいろ考えてみてくださいっていう中庸を言わなきゃないんですよ。
コレステロールもそうなんですね。
私のブログを読まれて、コレステロールが高いほうがいいと誤解された人が多いんで、ちょっとこれは直しておかないといけないですね。
私は、コレステロールをむやみに何以下って言うのはダメだ、と言っているわけですね。
コレステロールというのは人間の身体に必要なものだ、だから肝臓で作るんだ、だからコレステロールはある程度必要なんだ、それから食品からもある程度とらなきゃいけないんだと。
だからだいたい日本人の場合は、200から260くらいというところが総コレステロールとしては、平均値としてはそのくらいのところじゃないかということを言ってるんですね。
どんな食事をすれば健康なのか?
だから、卵をむやみに食べたらいいとか、脂をむやみに食べたらいいわけじゃないんですよね。
だからコレステロールのとりすぎというのは、もちろん病気になります。
高コレステロールのいろんな障害が出てきますが、これは当たり前で、太りすぎ痩せすぎ、油のとりすぎ、野菜の食べすぎ、それはもちろんそうなんですよ。
だから上限とか下限ではなくて、できるだけ多種類の食事で、食材で、やや日本的な食材を中心としたもの、ヨーロッパ的なものがダメだっていうわけじゃないですよ、豚肉牛肉は非常に大切ですよね。
サラダはちょっと僕まだよく分からないんですけども、サラダに植物油を使うということもあって、ちょっとここのところはよく分からないんですけども、やや日本的な、
だけど日本食が全部いいんだって今度は言う人がいるんですけど、今の現代の長寿社会で、それから仕事も非常に厳しい、メールなんかを盛んに打ちながらやる、そういう社会では、やっぱり洋風の食事も取り入れなきゃいけないんですよね。
ですから洋風の食事を取り入れつつ、日本食を中心としてやや腹八分目的なことを考えて、今はエネルギー過多ですから、ちょっとエネルギーを押さえるけど、エネルギーをあんまり抑えると、やっぱり今は活動が昔と全く違いますよ。
昔と今の生活の変化
私の親父の時代なんかは、電話がなかったですからね。
だから親父は大学の先生だったんですけど、誰か11時ごろとか来るんですよ。
あの頃は11時ごろ来るんですよ、訪問客が。
武田先生おられませんかって、私の親父のことを言うんですね。
僕が玄関に出ていって、ちょっと親父割合と朝早くに出て行ってしまいました、とこう言うんですよ。
家族も、親父がどこ出ていったかは知らないんですよね。
そしたら、その訪問客は、ちょっと待たせていただきますと言って、僕がお茶なんか、おふくろがいる時はお袋がお茶を出して、玄関先で座ってるんですよ。
ちょっと中の応接間に上げることもあるんですけど、簡単な時は玄関先で座ってるんですよ。
時々僕ら家族がちょっと行って無駄話なんかして、そして2時か3時頃まで待っておられるんですよね。
そして、どうもちょっと親父まだ帰ってこないんですけど、と僕が言うと、じゃあまたにしますと言って帰られると、そういう社会だったんですね。
定年も50とか55で、仕事も終わり、仕事の密度なんて今と全く違うんですよ。
もうのんびりしたものだったんです。
だから、腹八分目でもよかったわけで、今の時代はもうちょっと栄養もいるでしょうね。
だけどとりすぎかもしれないですね。
だいたいダイエットなんていうのが話題になるっていうのが、とりすぎなんですよ。
だってダイエットするというのは、とりすぎて太るから減らすっていう、二重手間をやっているわけですからね。
それから、ついでにちょっとここのところできちっとお話ししておきたいんですが、数値っていうのは後なんですよ。
例えば血圧130、これは嘘ですけど、150なら150、コレステロール200から260ならそれ、一応数字ありますよ。
だけども、数値っていうのは健康を判断するときの1つの指標に過ぎなくて、数値がこうだから病気だなんていうことはないんですね。
まずは自分が健康かどうか、健康に関して自信のある生活をしている、例えば規則正しい毎日、適切な運動、衛生的な環境、ちょっと抑えたくらいのまんべんない食事、自分に合った生活、楽しみ、ストレスも解消しているという状態を作って、
そこで自分の身体の調子が悪ければ数値を問題にしてもいいって、そういう順序ですよ。
だから血圧が私150だから高血圧症だ、そんなことないんですよ。
全然、血圧が150で高血圧症っていうのは嘘なんですよ。
非科学なんですよ。
科学じゃないんですよね。
やっぱり中庸なんですよ。
中庸って誰でも知ってるんですよね。
数値を優先する今の健康法
それにもかかわらず、私のブログの記載にものすごく多くの人が反応して頂いたというのは、数値が優先で中庸じゃないんですよ。
中庸で健康なら、多分質問ないんですよ。
だって毎日できるだけ、できるだけですよ、できるだけ規則正しい生活、できるだけ衛生的な環境、それもできるだけくらいのほうががいいですね。
あんまり衛生的にしちゃうと無菌室になっちゃうんで、若干は汚くてよろしい。
だけどまあまあ衛生的な環境、そしてちょっと制限されたバランスのいい食事、適度な運動、日光浴なんかもちょっと外でする、庭いじりする、そういうのがいいというのは誰でも知ってるんですよ。
知っててもやらない人いても、それはやらなくてもかまいませんよ、自分の判断ですから。
私は結局、血圧とかコレステロールとかそういう、それからこれを食べたらこうなるって言うやつ、あれ絶対ウソに決まってますよね。
だって食べた物が自分の身体になるわけじゃないから、牛肉を食べたら自分の身体の肉が牛の肉になるわけじゃないんですからね。
だからこれのひどいやつが、牛乳は人間の飲むもんじゃないから毒だと。
そんなことはないんですよ。
牛乳も分解して使えますから。
牛乳の中の成分が、あるいは問題になる場合もあるんです。
確かに私、論文読むとけっこう牛乳って危ないかなと思ったりもするんですけど、ただそれは牛の飲むものだから人間に合わないって、そういう話じゃないんで、
本当にこれだけ非科学に徹してきた健康医療の問題が、我々が正しい道に変えれるかどうか、これは皆さんからメールをいただいて、私とても心配になりました。
中庸ですからね、中庸ですから。