金が全ての米国とサル真似の日本!金の亡者に成り下がる日本人!正しい日本式経営とは?武田邦彦

金が全ての米国と日本型の会社経営

実は、アメリカは金が全てなんですよ。

ところが日本は違うんですね。

ここに日本経営の成功の理由と書いてますけども、日本の会社は第1の目的が従業員の幸福なんですよ。

第1の目的が。

2番目が経営者の繁栄なんですね。

3番目が、お金を出してくれた株主に還元しなければならないという、順序がまず従業員、2番目が経営者、3番が株主なんですよ。

これが日本の考え方なんですね。

私が関係している会社も、役員会の時にいつも読み上げるわけですよ、この会社の方針。

この会社は従業員が輝くことを望んでいます、そのために全力を注ぎますって、経営陣で言葉を交わして、そして役員会を開く。

まさに日本型なんですね。

日本人が大切にしていたモノの価値感

それはモノの価値なんですよ。

価値は、まず第1に価値があるのは労働した人だ、仕事した人だ、これが第1の価値だ。

第2の価値がそれを指揮した人、それは経営者だ。

それから金を出した人、これは感謝はするんだけど3番目だっていうことですね。

これは日本軍が強かったのもそうです、軍隊も。

第1が兵士だったと言うんですよ。

兵隊が立派でなくてはいけない。

第2番目が将校だ。

兵隊を指揮する人。

3番目に軍需、軍事のために金を稼いできたりする人たちにも敬意を払おうという、こういう形式ですね。

だから会社の運営の目的も、従業員の幸福のためなんですよ。

金が全ての酷いアメリカ式経営

ところが、アメリカっていうのはやっぱりダメな国で、金が全てなんですよ。

競争に勝つにはこれが1番いいのかもしれませんが、しかし日本の経営が成功したのは違いますよね。

今度はアメリカ式経営というと、ひどいんですよ。

株主に収益を還元しなさいとくるんです。

米国資本に牛耳られた日本の銀行

銀行、今の銀行はアメリカの資本に大分牛耳られていることもあるんですけど、かつての日本の良き環境の会社にお金を融資するんじゃなくて、お金を融資する返りはリターン、つまり儲けを早く返してくれって言うんですね。

ちょっと待って下さいよと。

あなたが日本の会社に出資する目的は、お金のリターンを期待しているんじゃないんですよって言わないといけないです。

僕1回そういうことを言ったことがあるんですけど、ある銀行に言ったことがあるんですけど、いやいや日本の銀行は違いますよ、アメリカの銀行とは。

アメリカの銀行は1億円貸したら早くその利益を戻してくれというでしょうね。

だけど日本の銀行は違うんですよ。

1億円を出して、その会社が繁栄し、従業員が豊かになること、そのために銀行は金を貸してるんですよって言ったことがあるんです、銀行の人に。

違うんですよと。

それで日本は経営が成功して、労使関係もよく、従業員も、社員であっても社長みたいな考えで働いて、それで世界で冠たる日本国になったんですよ。

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