カジノは沖縄復興の一つの案だった
カジノの件に関しては、やっぱり歴史的経緯もあるっていうのもこれひとつの事実なんです。
別に擁護するわけじゃないですけれとも。
もともと沖縄振興策としてひとつの案として出てきたのがカジノだったんですよね、普天間の跡地、そうなんです。
普天間の跡地だと日本人の基地労務者いますよね、基地労務者っていうのはクリーニングだとかセキュリティ、ボディガードだとかセキュリティで働いているから、その人たちは身体検査済みなんです、その人たちの雇用策として最初は普天間の跡地にそれを作って、沖縄をフリーポートにして、っていう流れだったんですね。
ところが鳩山さんのときに、ひっくり返しちゃったもんですから、裏話がある程度アメリカなりとできていたというような話も聞こえてくるわけですよ。
これをどっかで代わりにやらなくちゃいけないところで突如、都内、大都市圏でのカジノ構想が生まれてきた。
東京、横浜、大阪と。
東京はフジテレビのあるお台場地区、横浜は山下埠頭周辺、大阪は人工島。
基本的にカジノっていうのは島でやるんですね、なぜかっていうとコントロールしやすいからという理由で、ベガスの場合は周りが砂漠で、半島であったり島でやると。
そういう面でいうと社長がさっきおっしゃられた北海道は一応、島ではないので除外されるのかなああと思います。
当初4箇所か3箇所か都内でももめましたが、3箇所で確定したことでたぶん東京、横浜、大阪の3箇所になる可能性が高いと。
4箇所になると中国資本が入ってくる可能性もあった、ということだったんですが、とりあえずそのへんは避けられたのかなと。
3箇所が候補として中心的な、ということで決定はしてないです。
たぶんサンズ、いま名乗りているのがカジノグループでいうとサンズ、
MGM、ギャラクシ-、ウィン、SJM、ゲンティン。
ゲンティンっていうのが中国系なんで、これは絶対に避けたいと。
たぶんトランプ大統領のご友人のサンズが出てくるんではないかと。
MGMは大阪で声を出してるけど、SJM、ホーさんのところとたぶん競合するんじゃないかと。
で横浜はどこになるのとかという感じになるんじゃないのかなと。
例えば、昨年の2月にトランプ大統領を安倍総理が訪問した際に、そのときにトランプ大統領が今のサンズとかの娯楽企業を列挙して、それで、推したわけです。
サンズの会長さんが、昨年の2月に日本で統合型リゾート、まあIRですね、IRを建設するならば、東京が最高の場所だと。
つまり誰の懐を狙っているんだと、これは明らかですね。
で、もしそういうことになったら最大1兆円を越えるような投資をしてもいいですよと言ったりとかですね。
あるいはメルコクラウンのCEOも、もし日本でカジノができるんだったら投資原価に上限を設けないっていってるわけですよ。
要はそういうアメリカサイドのビジネスの世界から、日本にカジノ解禁しろって圧力がきて、結局それに逆らえなかったんでしょ、というような話なんじゃないですかと。
だからさっき言ったけど、沖縄で、普天間基地に外国人専用のカジノを作るなら反対しないんですけど、全然話が変わっちゃったわけですね。
たぶん、カジノ経営者たちは、電車で行けるところを求めているんですよ、だから東京、横浜、大阪なんですけど、これ大変な事態になりますよ、東京なんかに作ったら。
普天間の再開発計画
渡邊さんに教えてほしいんだけども、カジノの話は1999年にお台場カジノっていうのがあって、それで石原さんが300億円くらいの収益を見込んで、それを、福祉の関係にお金使うんやったらかまへんやないかということで、話になって、
とくに小泉さんのときに経済特区の話があって、それで日本に20数箇所かな、バブルで失敗したところも含めて、なんとかカジノをということで、まあそこは法務省が押さえた。
で、今の話で出てきた鳩山さんのときっていうのはそれ以降の話でしょ?
一番最初の、あかんよって話が、石原さんにやった時は、そんな話が全部立ち消えになってしまったけれども、それが鳩山さんのときになんでまたポッと出てきたんですか?
美ら島がありましてね、2000年の美ら島の前の段階で、普天間の再開発計画っていうのがいろいろあったわけですよ。
1999年よりもっと前から。
そうです、石原さんのときにお台場カジノというのが生まれてきただけであって、その前から、美ら島振興策ということで、美ら島サミット前から、普天間跡というものを見越した動きがあったものですから。
雑談ですけど、普天間のあそこはアジアの緊急医療センターっていうかね、災害が起きたときの災害救援センターというかね、いざとなれば空路も、空港も使える、滑走路も使える、米軍のインフラも使えて、いざとなったら国防の基地にもなる、補給基地にもなる。
そういうようなかたちで、普天間、あそこは標高80mくらいありますから、津波も大丈夫なんですよ。
そういう場所で、人員を雇うこともできる、というようなことで、これを提案したことあるんですね。
そういう意味でいうと、カジノが立ち消えたあとも、いろんなこと言われてるんだけど、結局まともに動いてないんだよね。
というのは今、緊縮財政論で、てめえで金使うのはよくないというね。
非常にね、この政官財をおおう財政緊縮論、これを突破しないとなかなこういう、カジノやパチンコの問題っていうのもね、パチンコは前からですけど、こういうこと出てくるんじゃないかと思う。
IRカジノ法の地下銀行としての働き
桜田さんが先程、カジノについてわからないやつが法律書いたんじゃないかっておっしゃいましたけど、法律読まれたら実際本当にそうなんですよ。
例えば、一番やばいと思うのが、特定資金貸付業務、つまりカジノの中で貸付をやるってことなんだけど。
法律を読むと、日本に在住していない外国人が対象ですと、それだけならいいんですけど、どういうわけかそれプラス、ある程度カジノに預託金を入れた人に対しては、日本人にも貸し付けるということなんです。
その預託金と貸付の限度額っていうのの比率っていうのがまだ明らかになっていないわけなので、割合を見ることによって、日本人に対して無制限に貸付が可能な法律になっちゃってるんですよ。
日本のカジノで行うマネーロンダリングの手口
それ実を言うとわかってる人が書いてる、なぜかというとカジノって地下銀行なんです。
ハイローラー口座っていうのがあって、高いレートで賭ける専用のVIP客がいるわけです。
日本のカジノで勝ったお金を預ける、海外のカジノでそれをおろすことができるんです。
銀行機能をもたせていて、これがいわゆるマネーロンダリングとかカジノのアンダーマネー、アンダーグラウンドのお金を動かす肝なんです。
それを作りたいっていうのがアメリカなり海外当局の思惑でもあるわけです。
カジノがありますよね。
マネーロンダリング、ハマコーさんが話題になりましたけど、お金を渡すのに使えるんです。
1億円分のチップを買います、これを負けたとして相手に渡します。
そうすると、この人は負けたこと、この人は勝ったこと、これがきれいなお金に変わります。
これがマネーロンダリングの、お金のきれいに仕方。
そしてこれをハイローラー、特定のVIP客向けの口座に入れます。
日本円で1億円入れます、アメリカで1億円分のドルを手に入れることができます。
送金までできちゃうんです。
これがあるから、いわゆるカジノの裏金と、マネーロンダリング部分といわれる一番危険な部分で、ですからその法律はそれができるように作ってあるんです。
わかってる人はわかってるんだけど、日本国民のことを考えてない、すごいねこれ。
マネーロンダリングがどれだけ危険か、裏金とかマネーロンダリングという言葉は出るけど、実際にどうやってやるかというのは皆さん知らないわけです。
北朝鮮のマネーロンダリングの手口
香港上海銀行があって、あそこのレポートの中に出てくるんだけども、マカオで一番負けるやつはなんぼ負けるねんって話があるんですよ、一回の勝負でね。
20億っていうのが出てくるんですわ。
20億負けたら人間壊れると思うんですね、ところが壊れないのはなぜかというと、other people’s money、他人のお金だから兵器なんだね。
たぶん北朝鮮の資金です、それ。
北朝鮮が武器を売却した資金をマカオのバンコ・デルタ・アジアという銀行に換金していた、これはカジノを利用していたんですね。
カジノのハイローラー口座を利用して、北朝鮮のだれか、金正男さんが、勝ったことにしてお金を得る、それを入金する、海外で、スイスとかに送る、こういう作業をしていた。
わかってて法律書いたんだったら、マネーロンダリングに加担したことになるじゃないですか。
合法的なマネーロンダリング。
いや、信じられないな。