日本の安全保障の課題
まあそういうふうにやるんですけどね。
ただ、だからあれは、貿易の話はある程度答えは出ると思いますけどね。
最後の安全保障を話しちゃう、これはやりようがないですよね。
だってはっきり言うと、技術覇権の話ですからね、技術をどっちが持つかっていうんで、最近は電子戦の方が重要ですからね。
米国と中国に情報を握られる日本
極端に言うとアメリカがやっているような、今までの電子戦でインフラを攻撃するっていうのは中国もやってるんですから。
そんなのアメリカが認めるわけがないですよ。
ファーウェイとかZTEっていうのも、もともとそういうところでインフラにいろんなチップとかね、IoTっていうんですけどね、Internet of Thingsっていって。
それでいろいろと機器を埋め込むってところで、それを操作すると実はインフラの攻撃ができるってところを、アメリカが実はやってるんですよ。
まあ日本ははっきり言ってやられてるんです。
なんでしたかね、もう10年前になんとかっていうのがあったじゃないですか、全部埋め込んでね、盗聴できるように。
正直いうと日本にはもうアメリカはやっているんでね。
でもこれで日本が中国の製品で焦ったのは、これで中国にもやられたら、どっちについていいかわかんないって話になっちゃうから、せめてやられるんだったらアメリカだけにしてくれっていうレベルなんですよ。
日本もアメリカに同調して、これははっきりさせないといけないけど。
はっきりしてるんじゃないですか。
ファーウェイ問題の真相
それはファーウェイのあれはね。
ファーウェイの話は、普通はファイブスターズって言って英語圏だけだったんですね。
それでこれはでも日本はすぐファイブスターズのあとに、ファイブスターズっていうのはイギリスとかカナダとか、ニュージーランド、オーストラリアなんですけどね、そのあとにすぐやったんで。
ここでメルケルは実は一緒にやる話だったんですけど、抜けましたね。
要するにファーウェイ、ZTEのところで慎重にやってて、そこでいろいろ差が出ちゃったんですよ。
差が出ちゃうってことは実は日本にとって悪くなくてね。
これはヨーロッパはちょっと中国に肩入れてるのかというふうに思っちゃう。
ドイツも反中国に舵を切った衝撃の事件
このあいだ、10日前かな、ドイツの川口さんから連絡があって、国営放送が2時間にわたって中国特集をして、2時間のドキュメンタリーなんだけど、これでウイグル、チベット、天安門、文化大革命がいかにひどいかという、ぶっとんだって、はじめてだって。
ZTE、ファーウェイのときにはずっと日本寄り、同じ歩調だったんですよ、私が聞くとね、歩調だったんだけど、最後でドイツは降りたんですよ。
だから制裁をしないっていう形になったんだけど、やっぱりまずいですよ、完璧にまずい。
だからドイツ国民がものすごく驚いたと。
もともと、これ川口さんにいつ頃からやったか調べましょうっていうのを言ったんだけど、つまりドイツのメディアが反中国に変わっていった。
それは危ないからでしょう。
半年から1年か、その前に何があったか、メルケル政権だよね。
メディアも間違いなくヨーロッパの金融資本から、何かそういうものが支配しているところだから、ドイツはそれまで親中一辺倒だった。
ところがこの1年間ぐらいで微妙に変わって、今回はウイグルやチベット虐殺、天安門まで。
ウイグルや天安門の話をするってことは実はちょっと変化ですよね、あれはヨーロッパ人の価値観には絶対に受け入れられないんですよ、向こうで話をしたら、もうそれはありえないという話にすぐなるだけなんですよ。
でも政府はまだそこまであれじゃないんじゃないですか。
だから先駆けなんですよ。
ドイツ銀行破綻の可能性
ドイツ銀行の話で、要は中国にもう資本入れちゃってるからもうやりようがないんですよね。
だから資本を追い出せっていう形で国有化みたくしないと無理なんですよ。
もうここまで来るともし私がドイツ政府でしたら、もうしょうがないから破綻させて、それで再国有化するしかないよと、そういうレベルだと私は思いますよ。
というのはね、だからちょっと私が想像してるのは、ブレグジットが起きるときは最後っ屁じゃないけども。
いろんなのありますよ。
やめたとたんにドイツ銀行の破綻がね、バーンと表に出るかもしれない。
金融機関ってはっきり言うと破綻させるかどうかって政府が決められるんですよ。
破綻したあとで国有化すればいいだけなんですよ、はっきりいうと。
国有化してね、なんとかなるんですよ。
日本でもどこでやるんですけどね、破綻は自然になるっていうのもあるんだけど、こういうふうに外資の話になった時にはもう破綻させた方が中国に損をかけさせて、損は押し付けて国有化するっていうことしか私はちょっと無理だと思います。
それなんでね、安倍さんが行くのは実はトランプの意を受けて、ヨーロッパの金融の、まあドイツの、完全な屈服ね、中国政府に対する決定的な打撃を、ブレグジットを通して逆にそれを利用する形でやるんじゃないかっていう可能性もあるなというね、ヨーロッパの情勢を聞くと意外とそんな感じがします。