健康を指導する医者の危険性
ところが、お医者さんがですね、健康な人の健康を、よりよくしようなんてと思うと、全然担当が違うんで、間違うんですね。
それが現在の色々な血圧基準とか、コレステロールの基準になっているんですが。
具体例をあげないとですね、そういう観念論的な事を言っても、なかなか日本人って駄目なんですね。
そこで、奥山先生がおまとめになった本からですね、福岡県の久山町という所を例に取っておられますが。
これは昭和36年くらいから、随分前からですね、九州大学医学部。
正しく言うと第二内科らしいんですけど、そういう細かい事は、この話には関係ないんですけど。
がですね、町長さんとか行政とタイアップしてですね、町の健康を守ろうという活動をずっとされているんです。
それ自体は非常にいいのですが、何を間違ったかと言うと。
久山町の町長が何に間違ったかというとですね、お医者さんに頼んだという事ですよ。
お医者さんは、健康な人の健康を増進する事は出来ないんです。
病気の人を治すことが出来るんですから。
相手が違うわけですね。
つまり、タクシーの運転手さんを集めて、車の改造をやろうとしたようなもんなんですよ。
だから駄目なんですね。
そのためにどういう事が起こったかと言うと、結果として、これは奥山先生の本から私が写メしたものなんですが。
これは著作権が少し関係があるんですけど、基本的には奥山先生はオーケーされるでしょう。
そんなつまらない事を言う先生ではありませんからね。
大丈夫なんですけれども。
もう一つは、これが事実ならば、著作権は発生しません。
著作権というのは、「思想又は感情に基づく創作物」に限られていますので。
奥山先生の研究態度から言えば、事実に反する事を書かれる人ではないので。
思想又は感情に基づく創作物じゃないと思いますので、使わせて頂きます。
奥山先生のデータだという事は、お断りしておきます。