憲法と自衛の関係で判決を出した砂川事件
すでにですね、1957年ですから拉致問題のはるか前に、砂川事件っていうのがあって、そこでですね最高裁判所は憲法と自衛の関係について判決を出してるんですね。
どういう判決かって言ったら、日本は侵略のため、もしくは国際紛争を解決する手段として、軍隊を持たず戦争しないということを言っただけであって。
自衛権は、自然の権利であるからこれを否定することは出来ないと、こう言ってるわけですね。
それから、サンフランシスコ平和条約もそれと同じことですね。
それからさらに、国連に加盟しておりますが国連憲章でも同じことを言っております。
北朝鮮から拉致被害者を武力で奪還しても合憲である
ていうことは日本は、自衛隊は自衛の為に持っているわけですから、まさに我が国の国土から、我が国の国民が拉致されたのを取り戻す為の戦いっていうのは、全く憲法で禁止されてるものではないわけですね。
これは私の意見じゃないんですよ、私の意見なら意見っていうのは人によっていろいろ違いますからね。
それは、それは憲法上許されてないという人が出てくるでしょうけども。
最高裁判所っていうのは、憲法のことを決める裁判所ですからね、憲法の番人。
自衛権は憲法9条とは無関係である
その最高裁判所がすでに1957年に、自衛権は全然憲法9条とは無関係だと、こう言ってるわけですから。
だからその、あの時にですね拉致が分かった時に北朝鮮に返せと言って、あの日本の中には朝鮮総連のような北朝鮮の団体もいるぐらいで、国交がないなんつったって社会党の人なんかは、北朝鮮にしょっちゅう行ってたわけですから、連絡はいくらでも取れるわけですよ。
それを言って、警告を出して海上自衛隊を派遣し、空軍も配置して、返さなければ爆撃するぞと、言って返すのが親の愛情っていうもんですよ。
私よく言うんですけど、自分の子供がさらわれて向かいの家にいると、向かいの家にから自分の子供の叫び声が聞こえると。
そこでその、扉を破って入ったら家宅侵入罪になるかって言ったら、ならないんですよ。
それはもう、そういうことは法律上も決まってる事であって。
わが子を救うためにですね、不法な手段で拉致されたわが子を救うために、人の家に入るのは不法侵入じゃないんですよ。
拉致問題の未解決を憲法9条のせいにする欺瞞
これをね未だにね、憲法9条があったからあん時救えなかったなんて言う人がいるんですよね、いやまあなんていうか。
そして、そのあと第三番目、日本のメディアに踊らされた日本国民が、北朝鮮の悪口をずっと言い続けると。
悪口を言い続けたら、相手は返してくれないですよ。
拉致被害者を取り返せるたった2つの方法
二つしか手段がないんですね。
拉致された人達を返してもらうっていうのはですね、一つは実力でやる。
実力でやるんだったら、相手をいくら非難してもいい。
実力を発揮するつもりがあれば、相手を罵倒しそして軍隊を出せばいい。
だけども、軍隊を使わない気持ちだったら、懐柔しなきゃならないんです、今度は。
相手のことをよく言い、まぁ申し訳ないけども返してくれと、言って頭を下げて返してもらうしかないんですよ。
それはあの、小泉首相が一部やりましたから、小泉さんの政治的な成果についてはいろいろありますが、やっぱりまあ何人かを返してもらったっていうことは、大変に良かったと思います。
それからですね、日本は非常に現在でも堅いんですね、全員を返すかそれともゼロかっていうふうに迫ってるんですけれども。
返せる人から返してくれと、言うんだっていいんですよね。
要するに私はね、日常生活でも人生でもそうですけど。
暴力を振るったり、強引にやらないんだったらば、非難しちゃいけないんですよ。
一番いけないのが、力を覚悟が出来ずに相手を非難するっていうことなんですよ。
例えば男女の関係でもですね、離婚する意思があるなら悪口を言っていいんですよ。
離婚する勇気もなくて、相手の悪口を周辺に漏らしたら、ますますダメになるんですよ。
だからそのことはですね、やっぱり私たちは相当考えなければいけない。
つまり、拉致問題を少し厳しい言い方ですけども、拉致問題をこじらしたのは日本のメディアとそれに煽られた、日本の国民だとまあ言うふうに言えると思います。
2018.06