気象庁の政治的な表現
今度の中国地方四国を中心した災害はですね、大変な大きなものであると共に、その今まで長年嘘って言ったらちょっとこれもあれなんですが。
やっぱり気象庁が長年の間、中立的なで科学的な表現ではなくて政治的な表現をしてきた。
やっぱりこれがですね、まあ科学を扱う気象庁としてのですね、大きな問題だったわけです。
温暖化を叫ぶ元気象庁長官の不見識
元気象庁長官という人が、数年前結構テレビに出てですね、温暖化、温暖化つって叫んでおりましたが、私は非常に不見識だと思いましたね。
ていうのは、もちろん温暖化するかどうかということはいろいろ学問的な、その議論があることは間違いないんですが。
気象学的には、極めて疑問がある問題だったんですね。
特にあの人、テレビによく出た人たちは、人はですね予報課長でしたからね、かつて。
そういう人が、温暖化ということを言うというのが非常に私は問題だというふうに思ってきたんですね。
温暖化の理想と現実
二つ問題があるんですね。
一つは仮にですよ、現在の地球がいわゆるCO2温暖化ガスによって、温暖化してるとしますね、私は違う意見ですが。
しかしですね、温暖化を止めることは現実的には出来ないんですよ。
その、人間っていうのは死なないほうがいいけど、現実的には命が尽きるわけですね。
病気もしない方がいいけど、現実的には病気もするんですよね。
で私たち、特に私のような科学者は、希望と現実というのはいつも非常に厳しく区分けしてるわけですね。
そうしないと、飛行機を飛ばすと、墜落しない方がいい。
だけども現実的には墜落するわけで、それを計算してちゃんと墜落しない飛行機にしなきゃいけませんから、理想論を言ってたってダメなんですね。
温暖化の原因が本当にCO2なら止められない
で、温暖化っていう問題は止められないんですよ、まあCO2であれば絶対止まらないんです。
なぜかってったら、国際的な協力が得られないからですね。
アメリカ、中国というですね、二大国がCO2の45%出してるわけですから、日本なんかがいくら言ったってそれは道徳的にはいいですよ。
それから倫理的にもいいかもしれません、まあ本当は違うと思いますが、まぁいいかもしれません。
だけども科学的にはまったくダメなんですよ。
ですから、気象庁ってのは科学を扱うところですから、心密かに温暖化がCO2の影響だともし仮に思ってたとしてもですよ、あの事実を言うべきなんですよ。
例えば、雨が激しくなった、その原因はつったら一応分かりません、分かってたら分かってたって言っていいんですけど。
あの温暖化で、海水の温度が上がるからって冗談じゃないんですよ。
だって、海水ってのはすぐ上がんないんですから、日本の近海の海水の温度は上がってるんですよ。
これは、いわゆる温暖化で上がってるんじゃなくて、海流の動きによって上がってるわけですね。
何でかっていいますと、空気と水の比熱は3000倍違うし、海流があるし、もう熱容量から言って全然そういうことはありえない。
日本の気象の変化と温暖化の嘘
そういうことを理由にするということがですね、今度の災害の原因になりました。
っていうのはですね、気象っていうのは日本の気象っていうのはですね、20年とか50年おきにバタッパタッと変わるんですよ大きく。
例えば、まあ戦前の気候とまあ偶然なんですけど、戦争を境にした気候っていうのは相当違うんですね。
それから、1980年ぐらいを境にしてまた気象っていうのは大きく変わるんです。
ですから、気象って言うのはですね温暖化以外にも大きく変わる要因があって、例えばかつて戦争の後なんかは諸戸大風、狩野川台風とか伊勢湾台風っていう大きな台風が来たんですが。
最近ではああいったクラスの台風っていうのは、もう今来ないんですね、台風は少なくなってるんです、弱くなってるんですね。
これはもう、温暖化っていうのを言うために台風も酷くなってきたって言ってる人がいるんですけど、それは嘘なんですよね。
そういう嘘に、気象庁が流されてしまったわけですね。
これが一つ大きな基礎的な要因です。
気象庁が再びですね、科学技術を主体とした省庁に戻ることを期待しております。
そして事実をちゃんと伝えてほしいと思います。
それから、もう一つのは表現の問題ですね。
これは災害防止法なんかを見ましてもですね、私の理解ではね、私は一応理解してる範囲ってのは相当ある程度の理解なんで、私が理解できない場合はまあ法律の書き方に問題があるとか、
そこまで言うとなんなんですが、そういう感じがするんですが。
災害防止法ではですね、現実に住民に災害を知らせ誘導するのは自治体なんですよ、あくまでも。