大坂なおみ 全豪オープン優勝
26日、オーストラリアのメルボルンで行われた、グランドスラムテニス・全豪オープンの決勝で、世界ランキング4位、日本の大坂なおみ選手(21歳)が、世界ランキング6位のチェコのペトラ・クビトバ選手(28歳)に、7-6、5-7、6-4で勝利し、全豪オープンを制し、見事、世界ランキング1位に輝きました。
1セット目を7-6で取った大坂なおみ選手は、その勢いのままに、2セット目もチャンピオンシップポントまでペトラ・クビトバ選手を追い詰めるも、勝利を意識したのか、動きが急に固くなり、ペトラ・クビトバ選手に逆転され、2セット目を取られてしまいます。
大坂なおみ選手は1セット目を取っており、並ばれただけでそれほど気にする必要も無かったと思うのですが、取り乱してボールを叩きつけたり、感情を抑える事が出来ず涙を流すなど、どうなる事かとハラハラさせられましたが、
トイレ休憩を取って臨んだ第3セットでは、徐々に冷静さを取り戻し、まさに世界ランキング1位に相応しい素晴らしいプレーで、6-4で取り、グランドスラム全米オープンに続き、全豪オープンも制しました。
感動的な試合後のインタビュー
2016年12月に強盗に襲われ、利き手である左手首に重傷を負い、もうテニスラケットを握る事すら出来ないような状況から、多くの人の支えで奇跡的な復帰を果たしたペトラ・クビトバ選手。
日本人の母親とハイチ人の父親を持ち、日本とアメリカという2重国籍を持つ、色々なものを背負った時代の寵児、大坂なおみ選手。
お互いを称えあう試合後のインタビューは、それぞれの個性が光る、とても素晴らしいものでしたね。