日本人が貯金好きな簡単な理由
もし貯金を多く持っておかなきゃいけないと皆さんが思う時は、それは社会が不安定で、政府が信用置けないからなんですね。
社会が安定していて、例えば年金制度があればちゃんと年金制度を守ってくれるというのであれば、老後は心配ないし、大きなインフレとか大きなデフレとかリーマンショックとか、ああいうのを防いでくれれば、
我々は一定に一生懸命働いているわけですから、我々は安心してあまり大きな貯金を持たずに人生を送っていけるんですけど、だから貯金をしなければだめだ、不安だという社会は本当は間違っている社会なんですね。
それから節約するというのも間違っているわけですね。
足るを知るとかいろんなことを言いますけれども、節約をしますと、国がだんだん小さくなっていきます。
日本人だけがどんどん貧乏になっている理由
日本の周りに国がなければ別ですが、現在では世界との関係で存在しますから、やはり日本人の生活が相対的にどんどん下がっていくわけですね。
このままいきますと、しばらく経ちますと開発途上国みたいな生活になるんじゃないかというふうに思うわけで、やっぱりそれは望ましくないですね。
それからやっぱり、先進国は先進国の責任として、国を発展させていくという必要がありますので、その点では節約も非常に望ましくないですね。
日本を発展させる方法
個人の1番いけないのは、個人の生活を節約して貯金をするというのが、1番いけないんですよ。
子供たちのために1番いいのは、節約をせずに、貯金も少なめというのがいいわけですね。
そうすると、国が発展します。
例えば非常に簡単に言ったら何とでも言えるんですけど、例えば1000円のものを節約して500円にしますと、個人でその500円を貯金するということをしますと、個人は500円貯金してよかったなということになりますけど、国全体では、消費が2分の1になりますからね。
ところが、教育とか軍事とか、それから国土の整備なんかは同じようにお金がかかりますので、どんどんどんどん個人の生活がダメになっていくという、そうすると世界的に力が落ちていくということになりますね。
無借金経営がよくない理由
それから会社でもそうで、よく無借金経営がいいと言っていますけど、無借金経営というのは決して良くないわけですね。
企業というのは基本的にお金を銀行から借りて、この表で金融機関が非常に資産とかを持っているのはそれですね。
金融機関がお金を増やしていくわけですね。
それを企業が借りて仕事をする、だからだんだん生活が楽になり、病院なんかもできて安定し、人生を楽しく楽に安全に暮らして行けるようになるわけです。
だからもし企業が自己資金でやっちゃったら、日本全体の金が増えませんから、つまり日本全体は発展しないことになりますね。
例えば、お金に余裕のある企業が銀行からお金を借りずに事業をしたら、それは事業の見通しがないからであります。
本当に世の中の役に立つことは、儲かることですから、製品が売れて儲かりますよね。
ということは、借金はできればしたほうが、国の発展になる、つまり日本国がこれから発展する、医療もよくなり教育もよくなり、国土も安全になり敵から攻められないようになるというふうに、今の現状より良くなるためには、無借金経営はダメなんですよ。
借金しなきゃいけないわけですね。
こういった、非常に経済に対する基本的な錯覚が蔓延しているのは、いろんな理由がありますね。
日本を貶める財務省の大掛かりな嘘
メディアとかそういうのが問題だとか、それから経済学者が基礎的なことをきちっと整理して、それを国民に伝えてくれるということの役割も必要なんですね。
この財務省の大掛かりな嘘、日本国は借金だらけだという大嘘が、これがこのくらい蔓延したのは、やっぱり財務省とNHK だけを非難するわけにはいかないんですよね。
それ違いますよと言わなかった経済学者とか経済学の専門家って、いったい何をしていたのかというくらい、まずはそちらもよく考えてみないきゃいけない。
だからこれも無借金経営なり、個人の節約なり、そういったものがいかに我々の子供たちに悪い影響を与えているかということは、やはりしっかり理解する必要があると思いますね。
2017.04