本庶佑先生がノーベル医学賞を受賞
今度ノーベル医学賞に、京都大学のホンダタスク先生が本庶佑先生が受賞されました、大変に非常におめでたいことですね。
もちろん、ノーベル賞はどのノーベル賞がいいとか悪いとかいうことないんですが。
まあ先生は非常に極めて優秀な方で、研究も非常にまともっていうか正攻法で、業績も上げ医学界でも貢献され、日本社会にも貢献され、そしてノーベル賞もらう。
てまあ、そういうですね、いわば典型的な方ですね。
まあこういう方で、まだノーベル賞を貰ってない候補者で名古屋には山本尚先生とおられますが、これは化学分野ですけどね。
まあこういった本当に、本当の意味で偉い先生がですねノーベル賞を受賞するってことは、まあ大変に嬉しい事であります。
本庶佑先生の素晴らしい第一声
そしてまあ、さすが先生だけのことあってノーベル賞受賞の第一声はですね、大変に素晴らしいものでした。
まあ、自分のご業績の説明は当たり前ですが、それ以外に今後先生がやっていかれたいこと、日本の科学技術に関するどういうふうに思っておられるかっていうことは誠に、
私たち科学をやってきた人間としてですね、まあ、さすがだなというふうに唸るところはありました。
何回かちょっとわけて、解説をしたいと思うんですが。
本庶佑先生の素晴らしい業績
まずあの先生自体のご業績ですね。
これは、癌を免疫的に免疫細胞が癌を攻撃することを助けるという研究が主なんであります。
もちろん人間ってい言うのは、多様性がありますから。
先生の薬が効く人は、まあ2~3割と言われておりますが、それは当然でですね。
まあ今後ですね、どのくらい大きな道を開いたかっていうことがノーベル賞ですから。
今の先生のお薬がですね、効くか効かないかとかいう事はあまりたいした大きなことではありません。
西洋医学にある非常に大きな欠点
えっと人間の西洋医学にはですね、非常に大きな欠点があります。
西洋医学っていうのはですね、外科は非常に成功したんですが外科以外のものはですね、体の中に毒を入れて体に免疫をつけるという、ワクチンですね。
まあこれは非常に大きな成果を上げまして、現実的に狂犬病とかそれから天然痘とか。
そういった非常に大きな病気をですね、退治したという意味で歴史的にもまた現在でも、まあ現在ちょっとワクチンの使い方がですね、まあちょっと失礼なんですけども、
ポンコツの人がワクチンの管理をしてるので、えっと金が欲しいとかそういうこともあってですね。
まあこのワクチンというものがですね、まあ悪く使われるって事もあって。
インフルエンザワクチンは打たない方がいいのか?
インフルエンザワクチンとか、子宮頸がんワクチンで非常に大きな不信感を呼んでるんですが、ワクチンというものが持つ学術的な意味っていうのはですね、非常に大きなものがあります。
それからもう一つは抗生物質ですね、これは全く180度違ってワクチンは人間の免疫系を活性化する、活性化するという意味での治療法なんですがこれまともな治療法ですね、
考え方としてはですよ、現実的にワクチンがどうかっていうのは別にしましてね。
もちろん天然痘のワクチンがだとか、狂犬病のワクチンなんてものは、すごく良かったわけですよ、良かったわけですからねまあそれはそれでいいんですが。
抗生物質は20世紀最大の発明の1つ
それから抗生物質もですね、抗生物質をあまり使い過ぎると耐性菌ができる、それはそうでこれは使い方が悪いっていうだけでですね、別に抗生物質は自身は悪くない。
抗生物質は20世紀の最大の発明の一つなんですね、これは敵の数を減らすというわけですね。
病気っていうのは、細菌のような外来物と人間の間の戦いなんですが、方法としてはこっちの兵力を増やすと、これがワクチンですね。
それから、敵の数を減らすとこれがまあ抗生物質ということで、まあ勝利を導くためにはどっちかやらなきゃいけない。
風邪をひいて熱さましは治療法として逆
ところが例えば熱が、風邪をひいて熱が出たら熱さましを飲むってやつは、これは治療法としては逆ですね。
熱を体の体温を上げて免疫系の細胞を活性化し、さあ今から風邪のウイルスをやっつけようっていう時に熱さましで熱下げちゃったらどうすんのって感じですね。
それから下痢もそうですね、下痢も腸内細菌を早く出すために下痢にする、下痢止め飲んじゃったら悪い菌が腸内にいるわけですよ。
あのくしゃみとか咳もそうですよね、喉あたりにあるばい菌を外に出すために咳やくしゃみがあるわけですから、だからこれも止めちゃいけないわけですね。
だけれども、熱が高くなりすぎて人事不省に陥ったり、下痢が強すぎて脱水症に陥ったり、まあこういうことがありますから、それを緩和するんならいいんですけど。
医者に免疫系が破壊される
現在の西洋医学、特にいわゆるお医者さんにかかりますとね自分の免疫系を壊される方向に行くということになるわけですよ。
したがって今後の医療はですね、出来る限り自分の体にある免疫系を活動させるというのが、本筋なわけですね。