日本の裁判官は検事の言う通りな理由
私、実は裁判の鑑定というものを何回もしてるんですが、本当に日本の裁判官というのは検事の言う通りなんですよ。
もちろんその背景はありますよ。
国家権力的であるということもあるし、それから検事と裁判官というのは、一緒に飯を食ったりしているんですよ。
弁護士だけが別なんですね。
ですから1回、国が被告になっている裁判の鑑定に出ましたら、裁判官が弁護士やってるんですよ。
そして、その仲間の裁判官が判決を出すんですよ。
こんなのいくらやったって負けに決まってるじゃないですか、僕ら弁護側だから。
だから負けましたけど、そりゃあいつもメシ食ったり友達だったり、ときどき裁判官になったり検事になったりしていれば、情も移るし考え方も似てきますから。
そういう制度を許しているわけです。
個人を切り捨てる日本
これは日本国を守るためにという理由で、わかりませんよ、民主主義とか言ったって、こんな状態で民主主義が守れるはずないんですね。
国の、個人を切り捨てるという点では、僕は明治時代より悪いんじゃないかと思うんですね。
官僚に握られた裁判官の人事権
それから聞くところによると、裁判官の人事権というのは、最高裁判所、事務総局というか、そこの官僚に一手に握られていて、裁判官がその人事にびくびくしているというんですよ。
高浜原発差し止めを命じた裁判官の降格
実際、高浜原発か何かの原発訴訟で、原発運転差し止めを命じた中央裁判所の裁判官は、その後すぐどこかの、私の近くなんですけど、どこかの家庭裁判所か簡易裁判所の判事に落とされましたね。
それはもう裁判官は全部が見ているわけですよ。
だからそういう最高裁判所、事務総局の存在だとか、それから弁護士自体が検事が有罪と言ったら有罪だと思うとか、それから裁判官と検事が、いつも人事交流しているということとか、本当に公正な裁判をする体をなしていないわけですね。
日本人は裁判という制度を持っていない
ですから私たちはまず危機に瀕する日本人の人権、その第1は、我々が裁判という制度を持っていないと。
持っていないなら持っていないと教えてくれればいいんだけど、小学校で習うのは、日本は三権分立であって、行政、立法、司法、となっているというふうに教えられているんですが、全く現実は違うということですね。
これについて、いわゆる人権を守る人たちが、いかがわしいけど朝日新聞とかいうのは、全く問題にしません。
というのは、朝日新聞とかそういうもの自体が、冤罪を進めているところなんですね。
人権を守ると言っているリベラルとか、平和主義者とか、左翼とか、日本弁護士会といった、そう言ったところは、あたかも人権は守ろうとはしているけれども、この刑事裁判の有罪率99.6%をそのままにして、
私が質問すると、検察がおりこうさんだからこれくらいしょうがないんだという返事が来るということで、
これはやっぱり、私たちが自分たちでこれから有罪率をもっと減らして、無罪を獲得しない裁判官、弁護士はクビというくらいにしたり、無罪が長年の間にわたって獲得できない弁護士は新聞とかNHKが名前を公表するというふうなシステム、
何かそういうものを考えないと、これはもう潰すことができないというふうに思います。