何の意味もない少子化担当大臣
少子化問題というのが問題になって、かなり久しいわけなんですね。
少子化担当大臣というのができてから、もう15年から20年経っているんではないかと思います。
その間、ほとんど少子化の本当に真剣な研究とか議論が、あまりなされていないように思うんです。
母親が職場に出てどうやって育児が出来るのか?
一般的には、例えば育児環境が悪い、本当にこれもひどいもので、政府とかお役人は、これからは女性の時代だ、女性が職場に出て活躍しよう、それは非常にいいことなんですが、お母さんがいなくてどうして育児ができるのかという問題に深くコミットすることなく、単にそれだけを呼びかける。
そうすると苦しむのはお母さんで、子供はちゃんとみてやらなきゃいけない、これは次世代の日本を作る意味で、お母さんが子供の面倒をきちっと見るというのは非常に重要なことですね。
お父さんにはできないという生物学的な問題がいっぱいありますからね。
心理学的な問題もあります。
育メンが赤ちゃんに与える悪影響
今、育メンとか言ってますけども、男親が赤ちゃんを育てると、いろんな障害が出てきますから、そういった問題もちゃんと考えておかなきゃいけないというふうに思います。
もちろん、男の給料が下がって、かつては一家で一人働けばいいのに、今は共働きでなければ生活が成り立たないというようなことも多いわけです。
日本の少子化の根本的な原因
この問題はかなり議論されておりますので、ここでは少子化の原因というのはあと3つくらいあって、どれだか分からないということを考えてみたいと思うんですね。
まず日本人全体が、日本列島に住むという状態を考えますと、国の人口というのはその国が膨張していくとき、成長していくときですね、それからもう1つは戦争がある時、これは人が死ぬときですね、
つまり両方とも人手が必要であるという時は、社会が1人1人の若い男女にある情報を提供するんですね。
その情報によって、若い男女が早く結婚したり、子供を産もうという気になるんですね。
男性から言えば、女性が美人に見えると、こんな感じですね。
女性から見ると、男性が頼もしく見えるという、そういうことになるんですね、社会的現象として。
したがって結婚が早くなり、出生率が上がるわけですね。
日本の人口が爆発的に増えた時代背景
ところが、明治維新から第二次世界大戦まで、日本の人口が爆発的に増えてきたのは、国が発展していったのと、戦争とのダブルがありましたから、それはもう出生率がどんどん上がり、1人の女性が産む子供の数は4人とか5人とかってなったわけですね。
日本の異常に高くなった人口密度
ところが戦争が終わって平和になって、さらに高度成長になった1990年くらいの時点をとりますと、生活、所得は欧米並み、人口密度は日本は37万キロ、森林率が66%でありながら人口が1億2700万と、この数は同じような欧米の国に比べれば、4倍くらい多いんですよ。
したがって、1満2700万人を4で割れば、だいたい3000万人くらいが適切だということになるんですね。
そうしますとやっぱり、これも1人1人の若い男女に影響を及ぼして、そして少しずつ少しずつ人口が減っていくということもやむを得ないわけですね。
つまり、人の手が足りているわけで、住処が悪いわけですから、当然減ってくるわけですね。
AI化、IT化で少子化はますます進む
これを産業的に見て、人手が足りないとか言ったって、それはダメなんですね。
それは産業をする人の儲けがちらついているだけのことで、原理原則から外れているわけですね。
しかもAI化、IT化と言いますか、人工知能化が進む産業の中で、失業率がどんどん今後増えていくという予想の中で、男女が子供を産んでいくという可能性は減っていくと思うんですね。
これが2番目の理由ではないか。
女性の活躍は男性の性欲を減退させる
それから3番目の理由が、これは、女性の活躍が男性の性欲を減退させるわけですね。
男性の性欲というのは、いつもこのブログで言っていますように、200万年くらい前に男性の頭脳が1000CCを超えて、本能より頭で性欲を感じるようになりました。
したがって女性がお化粧を始める。
男性が視覚、目で見て興奮する、つまり性欲というのは目で見て興奮するようなものじゃないんだけれども、目で見て興奮する。
そういう関係になったわけですね。