米国に中国を批判する資格はあるのか?
そうしますと、中国のことを悪くいう人たちが、中国は共産党の人が富を占めているといいますが、共産党の人が富を占めていようが何だろうが、社会のひずみの大きさで言いますと、アメリカが1番大きくて、中国がその次くらいで日本がその後を継いでいる感じですね。
ですから、全部が共産主義になっちゃったと言ってもいいんですよ。
アメリカは資本型の共産主義。
つまり、お金を持っていれば王様になれる。
お金持ちが王様というわけですね。
何しろ、繰り返して言いますが、1%のお金持ちが国の富の半分を握っているというのは、それは尋常じゃありません。
日本はメディア型隠れ共産主義国
それから、日本は何かと言いますと、メディア共産主義ですね。
メディアが嘘を流して、例えば消費税を上げるとか、日本人は借金を1000兆円持っているとか嘘ばっかり、財務省とNHKと言いますか、NHKというのは本当に宣伝しなくてもいいんですから、国民側についていなきゃいけないんですが、メディア共産主義。
中国は純共産主義国
ところが中国は純共産主義なんです。
だからもうはっきりと嘘つかないと。
共産党は選挙もやりませんよ、独裁できますよ、ということですから、見掛けははっきりしていますよね。
だから資本型の共産主義、アメリカの隠れ共産主義、日本のメディア型隠れ共産主義と、純共産主義と何がいいかということになりますと、もしかしたら純共産主義がいいかもしれないですよ。
そうすると結局、18世紀の初めくらいから今まで200年間、社会の進歩、それまでの封建主義、絶対主義から変わって、いわゆる民主主義とか言われるようになってから、結局は共産主義だけが残った、つまり支配形態は全く変わらないと言ってもいいわけですね。
今後どの体制が勝つか、全くわからなくなったということであります。