日本の民間記者の低い取材力
つまり、危険なとこ行って逮捕されちゃって何年も拘束されてたのは自己責任であるか、それともジャーナリストとして適当な行動であったかということに対して。
あるフランスの記者がですね、言っていたことが非常にその私はピタッときたんですが。
彼はこういってましたね。
日本のメディアは従うメディア
ヨーロッパでは戦うメディアなので、そん時は戦うメディアとは使ってませんでしたけども、戦うメディアなので危険を冒して取材したものを、国民が必要としてるんだっていうんですね。
見たいと思ってるんだと。
ところが日本の場合は、下手な民間の記者がどっかに行って取材してきた情報よりか、政府系で発表されるもののほうが皆が参考にしてるって言うんですんね。
ですから、結局自己責任論が出てくるんだ、余計なことをするなって言うことになると。
余計な事っていうのは、どうしてそのあの記者が逮捕を、外国で逮捕された記者が余計な取材なのか、余計な価値がないのかというと。
日本人が求めているものが、従うメディアからの情報だからだっというふうに言ってる。
ああ、その通りだなというふうに僕思いましたね。
日本人が朝日新聞に毒された理由
これもう一つはですね、あの日本のメディアが世論を誘導しちゃいけない、つまり意見を持ってはいけない、中立じゃなくちゃいけないとされてきたのはですね。
実は新聞が個別配達されるわけですね。
新聞の個別配達っていうのは、多分世界でも日本だけか少なくとも有力な大きな国ではほぼ日本だけと言ってもいいよな状態だと思うんですね。
で個別配達で、二誌も三誌も新聞を取るってことは普通難しいんですよ、4000円くらいしますから月に。
だから、一誌とることになるんですね。
例えば朝日新聞を取れば朝日新聞に毒されるし、私なんかも小さい頃家が朝日新聞でしたから。
朝日新聞に書いてあることが本当だと思ってたんです実は、それでずいぶん後から修正するの大変でしたね。
だって僕の理屈も感情も、みんな朝日新聞で操作されてたっていうことは、後に分かったわけですけど。
それも、子供の頃の洗脳ですからねそれを解くの大変なんですよ。
かといって、うちは貧乏でしたから朝日新聞と読売新聞と二つとるなんてこと出来ませんでしたからね、もともと。
それから、もう一つはですねやっぱりこうなんて言うんですかね、空気を読む文化っていうのがあるわけですね。
権威に屈した日本メディアの実態
これはあの私、テレビに出て本当にそう思うんですけども、コメンテーターの間でもですねお互いに権威性してるんですよ、発言する前から。
この顔ぶれならこう来るだろうなと。
だからそれに逆らわないように言わなきゃって、そういうのがあるわけですね。
ですからみんな、そうそう、そうなっちゃうわけですね。
どんなものでも、そうだそうだつって、そのこの前僕があるその大きなテレビで外国の専門家にですね、質問があるんですが、
アメリカの主要メディアはですね、反トランプですからねと言ったら違いますって言ったんです。
それでFOXニュースの事を上げましたんで、僕がですね私の言ったことをきちっと聞いてくださいと、私はアメリカの主要メディアが反トランプだったと。
こう言ってるんですけど、それは間違ってるんですかと、いやそれは間違っておりません。
つまりですね、このやり取りはどういうとこに問題があるかっていうと。
そこの番組がですね、トランプ大統領が変なんだと、変な人なんだということをコメンテーターが全員で口をそろえる空気なんですよ。
その空気に反することは、全部否定していいと、あまり人の話をきちっと聞かないくてもいいとまぁいうな感じなんですね。
ですから、日本のメディアのフェイクニュースっていうのはアメリカ・ヨーロッパのフェイクニュースよりかもっと危険であると。
戦うメディアと従うメディアの差があるし、それに基づいてできてきた意見と、個別の新聞個別配達とか、それから空気を重んじる文化っつうのは相反してると。
だから非常に危険だと私はもう、ものすごく危険な状態にあるというふうに認識しております。