日本を深く恨んだドイツ人とイギリス人
そうなると、深く恨んだのは誰かと言ったら、やっぱりドイツ人とイギリス人なんですね。
とくにイギリス人は、それはいろいろな痛い目に遭っているわけですよ。
この反日の根源の第1部あたりでやった、島津藩をイギリス東洋艦隊が攻めてきて、負けて帰ると、こんな屈辱なかったわけですね。
ショックで部屋から出てこれなくなったチャーチル首相
それから、太平洋戦争では、初戦に、12月8日ですよね、マレー沖海戦で、大英帝国機関、プリンスオブウェールズと、戦艦レパルスが、日本の航空隊に撃沈されるということが起こり、
当時のイギリスのチャーチル首相は、この報に接して部屋に閉じこもって出て来れなかったと、事実、このマレー沖海戦の後、イギリスは世界の海軍からすっかり位が落ちてしまうという事実が起こったわけですね。
英国紳士が日本人に行った酷い嫌がらせ
だから、オリンピックでもイギリスはすごい日本に嫌がらせをして、ロンドンかどこかのオリンピックでは、日本人を移動させないなんていう措置をして、紳士としてのスポーツマンシップに全く反することをやったわけです。
まともに勝負すると勝ってしまう優秀な日本人
ドイツは一応日本と一緒に戦ったということがあっても、戦後やっぱりオートバイなんかだったら断然にナチスのオートバイがよかったわけですけど、それを日本が簡単にひっくり返して、しかもここが日本の悪いところなんですけど、1位を取ったくらいだったらよかったんです。
それと3位か4位くらいに日本車が2つ食い込むくらいだったらよかったんですけど、そうじゃないんですよ。
毎年毎年、1位から6位まで日本車がとるんですから、これじゃあやっぱり恨まれますよ。
もちろん努力したものが報われる、でいいんですけど、それも程度問題があって、他の国から見ればもう日本にはとても勝てない、あいつらいったい何だと。
人の国に来て、自分たちが築いてきた伝統のレースを全部奪ってしまうと。
それをまたてこにしてオートバイを世界中に売り歩くと、こういうことになりますからね。
日本人の感覚ですと、オートバイを作るのに努力し、チームワークを作り、全体一丸となってレースに臨む、本当にホンダのチームが最初にマン島に行った時の話なんて言うのは、本当に涙ぐましいんですよ。
あの頃は、外貨を持ち出すことに制限がありましたから、ホンダのチームと言えども、本当に貧乏所帯で向こうに行ったんですね。
マン島の下宿のおばさんとかそういう人たちの協力を得て、なんとか自分たち洗濯したりいろんなことをして、やっとやっと戦うという状態だったんですよ。
もちろんすごく日本も貧乏でしたから。
貧乏な日本人に勝てない白人
しかしその中でも団結力だとか意志の強さ、それから工夫、協力なんていうのがちゃんとしてますから、到底ほかの国が日本に及ぶことはなかったわけですね。
そこで日本人が少し哲学的であれば、いやいや、ちょっと日本の良さを示すのはいいけど、やり過ぎると恨みを買うからね、というくらいの余裕があってもよかったんでしょうね。
女子レスリングがオリンピックから外されかけた理由
女子レスリングがオリンピックから外されようとしたわけですが、当然ですよね。
だって日本人が全階級制覇したり、オリンピック3連勝4連勝としちゃったら、それはやっぱり日本のためにオリンピックやってるわけにもいかないよ、ということになるし、恨みも募ってくるわけですよね。
日本人の優秀さが反日の原因の一つ
だからそういう意味では、一生懸命やるということは大切ですが、それも世界の人の反発を買うということも、同時に我々は理解しておかなきゃいけない。
その意味では私は戦後の国際的な活動のうち、ホンダがマン島TTレースを制覇したことの持つ意味というのが、日本から見ればあまりに当たり前であり、美談ですね、素晴らしい本田宗一郎です。
だけどそれが反日の1つの要因になっているということも、私たちは考えなければいけないんじゃないかと、そのように思います。