武田邦彦 日本が戦わざるを得なかったアジアの悲惨な実態!事実と異なる日本の軍部と東条英機批判!

事実と異なる日本の軍部批判

世界の国を平等にする。

今の日本の人がほとんど批判する、いわば日本の軍部とか、東条英機首相とか、当時の日本のことをものすごく悪いように言う日本人が多いわけですね。

私たちのおじいさんが、全く判断を誤った、悪い人たちの集まりであったというような評価は、どこから来るんだろうと思うくらい、事実と異なるわけですね。

戦争の見方とか、戦争の前のヨーロッパの植民地の状態に対する見方というのは、私は陰謀論とか、その国の人たちの首脳部の意図、というよりは、むしろ事実そのものをまずは中心にして考えるという考え方なんですね。

日本に大陸侵略の意図はあったのか?

だから例えば、日本が日露戦争をした、それはこういう意図、日本には大陸の方に進出する意図があったんだと、大陸の方に進出する意図があったかどうかというのは難しいんですよ。

これは人によって意見が違うんですね。

人によって意見がちがうということは、事実がきちっとしていないということを言っております。

ただ、はっきりしていることは、私は科学者なので、事実を中心として見れば、日本は大陸に攻め入ることはなかったわけです、事実として。

ところが、ロシアが満州国を全部取り、朝鮮から釜山まで来ることになったので戦った、つまりこれはどういうことかと言うと、ロシアの皇帝ニコライ2世も言っているわけですね。

日本に侵略するつもりだった大国ロシア

どこまでも行けと、日本は戦争を仕掛けてこない、弱小国だから、とこういっているわけですね。

ですからこの日露戦争というのは、日本がいわば膨張するつもりはなくて膨張した。

日本が朝鮮併合を嫌がっていた事実

その後朝鮮をとったじゃないかと言うけど、朝鮮はどうしても取りたくないと散々言ったんだけど、とにかく治めてくれと言うから治めたという感じなんですね。

それから、満州事変、シナ事変もそうで、いずれも仕掛けられてやると。

仕掛けられてやるのは謀略に乗ったんだって、それはそうかもしれない。

それは見方ですね。

日本の疎開地を全滅させようとした中華民国軍

私はまず事実だけ、満州事変も上海も、上海事変なんか非常に明らかなんですが、日本の疎開地を全滅させようとして、中華民国軍が来たので反撃したと、そこまでは歴史的事実なんですね。

だから、まずは歴史的事実を整理して、そのあとそれは実はこういう意図だったというふうに整理したほうが、目の曇りを取りやすいわけですね。

タバコを吸ったら肺がんになる、これはタバコの煙が臭いとか、タバコは火事になるとか家計を圧迫するとかいうのを全部まずおいて、タバコと肺がんの関係だけを見ると、タバコを吸っても肺がんにならないと、こういうふうになるわけですね。

こういったことというのはいっぱいあって、まずは先入観なく、また結論を急がずやるということが非常に重要じゃないかと思います。

有色人種が世界で初めて行った国際会議

それでこの1943年に東条英機が行った大東亜会議、これは有色人種で世界で初めての国際会議なんです。

有色人種の世界初めての国際会議。

こういうものが行われたっていうことはやっぱり偉い。

それがどんな戦局によろうと、これを言いますと、日本が戦況が悪くなってきたのでそれを挽回するようにやった、そういう会議だという、反日的な評価が来るんですけど、私はそれは分かっていないわけじゃないんですが、

だけども、有色人種で初めての国際会議をやったという事実が、まず先にあって、その後にそれはどういう意図だったかというのがあってもいいけど、その意図が先に来て、意図は本当の意図か分からないんですが、その意図があって、

したがって大東亜会議を子供たちに教えないという、こういう結論に行ったんですよね。

そのつながりが私は、ずっとここで歴史を科学としてやってるわけですね。

歴史を科学的検証するためにまず必要な事

歴史を科学としてやると、まず第1段階はデータの整理なんですよ。

まずデータの整理をして、そのデータにみんなで合意をして先に進まないと、ダメなわけですね。

科学、僕のやっている工学は、飛行機の材料が作るわけですが、飛行機の材料に議論があってはいけないんですよ。

みんなが材料がこれならいいね、これならいいねといいながら、合意しながら進んでいく。

合意をまずは事実からとらないと、意見から合意を求めようとすると、合意が、まとまらないんですね。

日本の評価されない世界との戦い

ここでは1943年に日本が主導して、第1回の有色人種国際会議をした、ということなんですよ。

これはもう、白人なんかはもうトルデシリャス条約から始まって、あらゆる会議を白人同士がやって、有色人種を占領してきたわけですから、それはもう全然すばらしいことなんですね。

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