日本に極端に犯罪が少なかった理由
日本を守らんといかん、日本人同士は頑張ろう、そして極端に犯罪が少なかった。
言ってみれば、全部が兄弟みたいなものですから、犯罪も少なかった。
それから人を助ける心みたいなものも強かったし、余計なものは頂かない。
この前ちょっとテレビの収録の終わりにある女性タレントと食事をしましたら、その人は男性の随筆なんですけれども、
日本の田舎を歩いていたら、農家で水を1杯ごちそうになった。
その農家に、すいませんけど、うちはお茶を買うお金がないので、すいませんけど水でご勘弁願います、ということで水を出しました。
そしてその人がどうもありがとうございますと言って、お茶代を置いていこうとしたら、いや、お茶なら頂きますが、水を差し上げたものですからいりませんと。
その人はびっくりしちゃったわけですね。
お金を受け取らなかった日本人
お茶も買えないような百姓、いわば水飲み百姓が、お金が欲しいに決まってるんですけど、お金は貰わない。
これは、私がよく女流の旅行記、明治の始めか江戸の終わりに来た女流記に、ある旅館に泊まって、とても女中さんがよくやってくれた。
そこで旅立つときに、お礼のお金を渡そうとすると受け取らない。
「何でですか?」
と言ったら、
「私は、決まったいつものサービスと同じサービスしかしておりません、特別なサービスはしておりませんので、お金を頂くわけにはいきません」
と、こう言うと。
ぼったくる外国人とぼったくらない日本人
こういう従来からの日本人、っていうのから考えますと、それからもう1つ、川を船で渡す渡しですね。
日本以外の諸外国は、必ず基準は2倍だったそうですよ。
土地の人は10銭、誰か見知らぬ人が来たら20銭。
なぜかといったら、渡して向こう渡って船が出ちゃったら、嘘だとわかっても取りに来られないからですね。
日本だけが外人でも日本人でも同じ、10銭なら10銭。
本当に珍しかったんですね。
意味不明な政治家と嘘ばかりの東大教授
それから見たら、今の自民党もそうですけど、民進党なんて言ったら、何のために政治家になっているのかよく分からないし、東大の先生もケチなことを考えて嘘ばっかりついてるし、原子力の専門家も、福島の原発事故の前後で全く違うことを言いますからね。
やはり、ちょっと江戸時代の水飲み百姓の爪の垢でも飲んでほしいと。
だけど、これがやっぱり日本の財産だったんですね。
年功序列や生涯賃金を捨てた日本
最近、会社の年功序列とか、生涯賃金というのは正しかったんじゃないかと。
つまり日本は世界で特別な文化を持っていましたから、その特別な文化に即した制度、っていうのがやっぱり必要なんですよね。
横文字を得意げに振り回すインテリ
それがこのごろ、ヨーロッパやアメリカで勉強して来たり、ちょっとしたインテリが、何でもアメリカがいい、何でもヨーロッパがいいと言って、女性問題でもそうです。
ジェンダー何とかと言って、ジェンダーフリーとか言って、そんな英語を振り回す必要ないじゃないですか。
女性を常に敬っていた日本人
日本には山の神とか、ちゃんとした名前があるわけですね。
常に女性を立てて、敬って。
しかし、女性と男性がどっちが上とか下とか、そんなケチなことは日本は言わなかったわけですよ。
女性は女性に適した人生、男性は男性に適した人生があって、男性が多少割食っても別にいいよと。
男性が戦場で死ねって言えば死ぬと。
お母さんは子供を育てるの大変だから、俺が代わりに行って死のうと、それくらいの気概はあったんですね。
こういった基礎的な日本文化というものが、やっぱり戦いも勝ったし、それから、これからお話しする、大英艦隊との戦いとか、日露戦争なんかも勝っていった、最後の結論は非常に難しいので、このシリーズの最後のところで、相当丁寧に整理をしていきたいというふうに思っていますが、
とにかくちょっとダブりましたが、この日本文化の特徴っていうのをもう1回、噛みしめる必要があるんじゃないかというふうに、私は思っています。