日本人が反日を作りやすい理由
実は反日というのは、日本が自分たちで作ってしまっているわけですが、しかし日本は小さな国で、ダメな国ならそれでも大丈夫なんですけれども、実は世界で日本は非常に特殊な、すばらしい国なんですね。
あまりにすばらしすぎるので、やっぱり日本人はよけいに反日を作りやすいわけです。
日本人が立派でなくて、日本人が卑下していればいいんですよね。
本当に貧しいものを持ってきて、私はお金がないのでこんな粗品なんですが、ぜひひとつ感謝の気持ちとして受け取ってください、と言うのであって、
本当にそれが小さなもなかのセットであったりすれば、受け取る方も、いやありがとうございます、本当につらい中からこんなものを頂いてありがとうございます、という感じになると思うんですけれども、
例えばものすごい金持ちが、立派なものを持ってきて粗品ですと言われても、やっぱりしらけるわけですよね。
世界でも特殊な立派すぎる日本人
世の中には程度問題がありますから、あまり程度に外れるようなものをやると、相手が気持ち悪くなるっていうのはやっぱり事実だと思うんですね。
そういう点では、やっぱり日本の立派さというのを日本人がここでもう1回考えて、日本が立派であるにもかかわらず、なぜ日本はこんなに卑下するのかということを考えないといけないと思うんですね。
そのまず第1は、私はよく歴史の中で言ってるわけですけど、ここに神武天皇の図を貼りましたけど、これは多分九州でしょう、鷹か何かが飛んでいて、追従というか、非常におめでたいということを示していると思うんですが、真ん中に弓を持ってお立ちになっているのが神武天皇でしょう。
それから重臣がいますね。
2000年の歴史を持つ日本の生い立ち
日本は、神武天皇が実際上の人物かどうかは別にして、神武天皇の頃から約2000年、日本国というものの中で、統一してやってきました。
もちろん、最初はそれほど大きな国ではなくて、九州の1部に国があったという程度でありまして、それ以外の近畿地方や関東地方なんて全然いない。
東北地方なんかは、アイヌが少し住んでいたというくらいの土地ではありましたが、その後、神武天皇が九州から大和朝廷の方に移って、そして天皇家を中心として日本というのができると、
その後は驚くべきことに、男系天皇、天皇のY遺伝子を受け継いだ天皇だけが天皇に立つという、血筋の国家というのを作ったわけです。
日本に2000年の歴史が続いた理由
これ、血筋の国家を作るか、偉さの国家を作るかというので、ずいぶん大きな分かれ道がありました。
つまり、日本以外の諸外国は、1番強い人をトップにするんです。
1番強い人とか1番立派な人、だから中国でも秦の始皇帝とか唐の太祖とか言って、ずっと偉い人が国を治めるわけですね。
これは、ヨーロッパでもアメリカでも、どこでもそうなんです。
ところが、日本だけはどういうわけだか、立派な人、強い人、偉い人をトップに据えたんじゃなくて、血筋で決めたわけですね。
日本と外国の根本的に違う理由
神武天皇の男系の子孫、つまりY遺伝子を持っている子孫、これだけしか日本のトップになれませんと、こう決めちゃったわけですね。
これを決めた人が誰かはよく分からないですが、もうノーベル賞ものですね。
というのは、これが日本という国を栄えさせた、最も基本的な原因になったんです。
つまり、もしも立派な人とか、そういう人をトップにすると決めたら、それは時代とともに変わります。
そのたびごとに争いが起こり、国が変わりますね。
中国でいつまでも争いが絶えない理由
それはどこの国でもそうですが、例えば中国です。
中国ですと、秦の始皇帝のあと、漢、唐、宋、元、明、秦、前漢、後漢、等、もちろんその間にいろいろ戦国時代なんかもあったわけですが、唐、宋、元はモンゴルからです、それから明、秦は満州からですが、漢、唐、宋、元、明、秦、と国が変わっていくわけですね。
シナという地方に国が変わっていくわけです。