豪雨災害の被害を少なくする方法
九州にですね、非常に大きな豪雨が降りまして、大洪水になっておりまして。
まぁ、そこでお亡くなりなった方、また取り残された人ですね。
まぁ大変な被害が毎日のようにテレビで放送されていました。
これについてですね、私は非常に心が痛むというかですね。
日本には本当に政治がない、という感じがいたしますのでメディアの問題と2つですね、ここで少し解析をしてですね、
そして、少しでも洪水とか災害の被害者が少なくなることをまぁ望んでいるわでありますが。
九州で7月に雨が多い理由
まず第一にですね、7月の九州の水害っていうのはですね、通常起こるわけですね。
ですがこんな、通常起こっちゃいけないことが起こってるわけですから、これは東シナ海の比較的温かくなった空気がですね、梅雨の7月のまだ梅雨明けの間にですね、
たっぷりと水を含んで、九州の山にぶつかりそこで大雨降るんですね。
まぁ、たまたま九州で降らない場合は山口県とか広島とかそこら辺までいくし。
ときによっては中部地区とか、関東地区まで行くことがあるんですが、まぁ基本的には九州で降るわけですね。
ですから、7月に降る雨っていうのは九州では非常に多いんです。
九州大豪雨災害に隠された秘密
それで、最近気象庁はですね古い記録を削除しておりますけど、それでもですね、例えば1時間…最大1時間降水量っていうまぁ気象庁のデータを見ますと。
まぁ7月23日、1982年7月23日これは長崎県永浦で150…1時間153ミリ。
まぁ、あの熊本では2016年に6月21日に150ミリ。
というですね、150ミリを超える雨がかなり観測されておるわけですね。
それで今度の、今度起こってる洪水ってのはどれくらいの量で起こってるかっていいますとね。
一昨日のNHKがですね、夜のニュースでゆっくりと放送したデータを私メモしておりましたら、54.5ミリ・54ミリっていうのを紹介しておりました。
1時間に50ミリって雨も非常に激しい雨っていう分類には入るんですけども、まぁ通常の激しい雨の範囲なんですね。
このことがまず1つ非常に重要だと思います。
それからもう1つはですね、1日に降る量ですね。
これも、やっぱり7月に比較的多いんですね。
で、例えば気象庁のその割合控えめの統計でもですね、2011年7月19日の高知県の850ミリ。
それから、三重県の宮川の2011年同じ台風…台風じゃなくて雨ですね、764ミリ。
まぁこういうのが、ずらっと並んでおります。
でまぁ、宮崎県えびのの1996年7月18日の715ミリ。
大規模水害が起こる降水量の目安
これは非常に控えめだと思うのは、私の記憶ではですね古くは諫早豪雨(いさはやごうう)、長崎豪雨というな豪雨ではだいたい1日の降水量は1000ミリ。
だからもう非常に水害が大規模水害が起こるのはだいたい1000ミリって感じなんですね。
これに対して、NHKの報道によるとですね、48時間雨量で557ミリ・380ミリというデータを言っておりました。
NHKが意図的に降水量を多く見せた狙い
今までですね、48時間雨量っていうのも言わないんわけじゃないんですけども、まぁ気象庁は普通はですね、降雨量ってのは1分間…10分間の雨量と1時間の雨量と、
それから、24時間雨量を表示しておりまして、48時間雨量っていうのもないわけじゃないんですけども、非常に珍しいですね。
なんで、これを48時間雨量ということでNHKが放送したかってのは、僕は数字を大きく見せるためだと思いますね。
例えば48時間雨量で380ミリって言いますと、1時間雨量で190ミリですね、1日雨量で190ミリ。
1日の雨量で190ミリっていうのはですね、全然大災害を起こすような雨量ではありません。
しがってまずですね、ここでNHKがなぜ48時間雨量380ミリをですね「記録的雨量」と言ったかってことなんですね。
この、7月6日の夜のNHKのニュースですとですね、この「記録的、記録的」っていうのは私はフェイクニュースの一種だと思うんですね。
これがまず今度指摘するものの1つですね。
NHKの記録的雨量に隠された2つのトリック
この記録的っていうのは、2つトリックがありまして。
1つはその、1時間に50ミリ程度の雨を、このものすごい激しい雨と言ったりですね。
それから、1日24時間で示すのが普通だった雨量をですね48時間で示すっていう。
こういった、事態を大げさに示すフェイクが1つありますね。
それからもう一つは、1日で1ヶ月分の雨が降ったと。
これは別に1ヶ月分じゃないんですよね。
1ヶ月の間で雨が降るっていうのは3日分、72時間分くらいしか降らないんですよ。
ですから、正しく言えば「普通降る雨の3日分」って言わなきゃいけないんですよ。
それ1ヶ月分っていうのはですね、何とかして大げさに言おうという感じなんですね。
それから、雨っていうのはですね、弱い雨まぁ1ミリとか5ミリとか言った弱いが普通で、激しい雨ってのが時々しか起こりませんから、こういう言い方をするとですね、
例えば3日間で1年分降ったといういい方をよくするんですけども、そういうことがもちろんあるわけですよ。
雨っていうのはもともと、そういう性質のもんなんですね。
流木の被害が非常に多い理由
それから、今度の映像で今後皆さんが気が付いて生かしてくれたらいいなと思ったのは、流木なんですね。
従来から流木は非常に多くてですね、川の橋げたに引っかかった流木がですね、川を氾濫させるってな例が多かったんですんけど。
今度は山が崩れたものも多いもんですから、直接流木がですね、民家を襲っております。
これはもう、リサイクルの最たる人工的公害っていうか環境破壊なんですね。