リットン調査団の調査報告書に書かれた真実
私がリットン調査団の調査報告書を読んだらなんて書いてあるかと言ったら、日本が満州国を植民地のように支配するなら、欧米の植民地と同じように支配をするなら、支配を許そうと。
しかし今みたいに地元の人を尊重しているような植民地なら返せと、こういう報告書なんですよ。
それは当然ですよね。
それを露骨には書いていないというか、書いてあるんですけど、書き方が欧米はうまいからそのようには書いてないけど、でも読めばすぐわかります。
みなさんもリットン調査団の報告書っていうのを、そのまま委員の名前と内容をじっくり読んだら、なるほど、これは別に、
日本に要するにあれを持たせてるんですよ、みんな自分たちは全部植民地を持ってますからね。
日本が満州国を植民地だって放棄すると、自分たちも放棄させなきゃいけないから、何か非難しているように書いてるんだけれども、よくよく見ると、こういうことをやればいいですよっていうのを書いてあるんです。
こういうことをやればっていうのはどういうことかって言うと、日本が繁栄する方法なんですよ。
相手を陥れられない奇妙な日本民族
ところが日本人というのは非常に奇妙で、相手を陥れることができない民族なんですね。
ですから、その報告書を拒否しちゃうんですよ。
これは現在でも繋がっておりまして、日本の企業の家族が東南アジアに移動しますね、たとえばマレーシアとかインドネシア。
そうするとあっちは必ずメイドをつけますので、フィリピンとかインドネシアとか、そういうところのメイドさんが雇われるんですよ。
メイドをこき使えない日本人
ところが日本の奥さんが家事は全部自分でやっちゃって、メイドに頼むときに
「すいませんね、すいませんね」
っていうので、メイドが嫌がっちゃうんですよ。
ホントにメイドが嫌がっちゃう。
メイドは、これやっとけ、あれやっとけって言われるのがいいんですよね、仕事ですから。
ところが日本人の奥さんから、あなた悪いわね、すいませんね、って言われて時々お菓子なんかもらったりすると、もう仕事がやりにくくてしょうがないんですね。
これも笑い話みたいな本当の話なんですね。
だけど私は日本人の女性をよく知ってますから、日本人の奥さんはメイドが来たからどうぞどうぞって言うんですよ。
ちょっとそこの玄関汚れてますからって。
メイドにしてみたら、汚れてるから掃除しといてって言われるかと思ったら、私が掃除しときますって言うんですから、メイドはぽつんとなっちゃうんですね。
これと同じことがこの満州にも朝鮮にも台湾にも起こった。
このことは立派なことなんですよ。
立派なことだけども、日本人はそれを十分に説明しないと外国から嫌がられる、気持ち悪がられる。
結局、日本の奥さんもメイドを使えないということでメイドが逃げていくケースが多いんですね。
ですから、世の中というのは相手が考えていることに沿ってあげなきゃいけない、これ当たり前のことですけど必要なことですね。