ロックオンされた自衛隊はなぜ冷静な対処をしているのか?
政治的な問題が絡んできているところもあるんで…
まずは、ロックオンをされたのに、なんで日本はああいう冷静な対応を、まずしているのかというのは?
まずですね、レーダーでビーっとやられています。
その時に、すぐに大砲がこっちを向いているかどうかを、確認しろと言っているんですね。
大砲の向きを確認したと。
あの距離だと、撃つとすると大砲だけなんですよ。
ミサイルを撃つには、距離が近すぎます。
だから、大砲が向いていないというのを確認して、これは攻撃する意図ではなく、いわゆるいたずらだなと。
で、「何なんだこれは?」と。
要するに、本来、絶対にやっちゃいけない行為なんですよ。
やっちゃいけない行為なのにやっている。
でも、大砲は向いていない。
どういう事なの?という。
だから、どういう事なのかを確認するために、回り込んで、まさに対話を求めたんですよ。
ミサイルは、使えない距離なんですか?
近すぎますよね。
という事は、大砲というのは砲身を向けないといけないですから、それを確認して、
そうです、そうです。
時間がかかるわけですよ。
だから、攻撃の意図はないと。
それは分かっているんですよ、現場は。
自らの嘘を反論動画でバラしてしまう韓国
韓国からもう一つ主張があるんですけど、日本側が「どういう事なんですか?」と聞いたのが、聞こえなかったと、韓国の方は。
実際に、韓国は受信した音声を公開しています。
反論動画で、日本側の通信を受信し、聞き取れている事実を、自らバラしてしまっているわけですね。
確かに、韓国の方の映像だと、聞き取りにくいんですよ。
なぜなら、海上自衛隊の幹部によると、「BGMがデカいんじゃない?」
だからもう、そういう感覚なんですね。
聞こえているでしょと。
だから、全てに関して、無理があるんですよ。
この韓国のビデオは。
「聞こえないんだったら、BGMを下げなさいよ」という風に、幹部の方が言っちゃっているくらいだという事なんです。
恥を世界にばら撒く韓国の狙い
韓国の国防省です、日本でいう所の防衛省。
新たなプランを表明しました。
もう、日本語とか、韓国語とか、英語だけでは無いです。
「中国語版など、8ヵ国版の動画を公開しますから、全世界の人、どうぞ見てください」と。
我々の主張を。
辺さんによると、今後の落としどころは、
「韓国は2月22日に竹島の日、3月1日に独立運動100周年記念を迎える重要なタイミングであるから、非を認めることなないのではないか」
という事なんですね。
これはもう、反論動画を見てるとね、僕もディレクターの感覚で見ると、まず音楽いらないわけですよ。
通常は、BGMいらない。
で、音楽で、聞こえづらくなっている。
韓国の反論動画は完全なプロパガンダ映像
我々がBGMを使う時は、どういう時かというと、その場の雰囲気を作りたい時なんですよね。
僕らが映像を作る時でもそうなんだけど、音楽によって、イメージが全然変わるんですよ。
だから、この音楽も勇ましいじゃないですか。
こういう風な音楽を乗せている映像だというのが、すでにプロパガンダ映像だという風に、言っているのと同じなんですよね。
これは、例えば日本はね、色んな国にVTRが行った時に、どういう受け止められ方をされるんですか?
韓国おかしいってなるだけですよ。
ですよね。
レーダー照射をした事実というのはやっぱり、とてつもない大きい事なのに、
海軍士官として、やってはいけないんですよ。
もう、これはマナーなんですね。
国内向けの映像を世界にばら撒く韓国
だからこそ、辺さんが言っているのがよく分かるんですよね。
国外向けじゃなくて、あくまでも国内向けだと。
そうです。
日本が動画公開に踏み切った狙い
伊藤さんがおっしゃたように、やり取りが3回ありました。
でも、ダメなんで動画を公開した。
そもそも、この動画の公開について安倍総理は、
「日本としては、火器管制レーダーの照射は危険な行為なので、再発防止策をしっかりとやって頂きたい」
韓国側に受け止めて貰いたいという主張なんですね。
で、防衛省の関係者は、動画公開のこの舞台裏。
去年の12月ですけれども、防衛省は前向きでは無かった。
伊藤さんが言うように、現場レベルで謝れよという風に、しようと。
大事にしたくなかったんだけれども、官邸側の強い意向で、今回の公開に踏み切ったと。
そこなんですよ。
なんで官邸側から、そういう強い意向があったのかのかは、田崎さんによると、総理が公開に踏み切った真意は、
「慰安婦合意の事実上の破棄、徴用工の判決、色々な問題が日韓の間で重なっている」
「これ以上、甘い顔はしていられないと、ダメなものはダメなんだという姿勢を示した」
「揉めるのは織り込み済み」
なんだと。
政治的な判断が、あったんじゃないかなと、田崎さんは仰っています。
伊藤さんにお伺いしたいんですけど、この事実があって、それで海上自衛隊としてこの事実を確認した場合に、これを上に上げる時にですね。
例えば、官邸、政治に上げる時に、どういう風な言い方をするのかという事なんですよ。
さっき、伊藤さんがはからずもなんか分かんないけど、要するに、レーダー照射されていたけれども、主砲は向いていないと。
だから、向こうは撃ってくる意図はないという風に判断したと。
要するに、危険ではないという風に現場では判断したと仰っていましたよね。
その時に、そういう風な事まで、含めて上に上げますか?
当然です。
すぐ今は、国家安全保障会議、NSCがありますから、それが官邸にあるから、ほぼリアルタイムに同じ情報が行っています。
上がりますよね。
そうです。
この時に言いたいのは、攻撃意図は無くても、誤解によって戦争に発展するわけですよ。
だから、普段から海軍士官たるものは、絶対にこういう事をやっちゃいけないという風に、教育されているんですよ。
まさにこれは規律違反なんですよ。
韓国海軍の中での。
この艦長というのはですね。
だから、なぜこんな事が起きたのか、その再発防止の為の事を教えてくれてという事を、ずっと日本は言っているだけで、謝罪は要求していませんからね。
だから、これは現場も、日本政府も同じなんですよ。
ずっと韓国に言っているのは、「お願いだから、なぜこういう事が起きたのかだけを教えて」と言っているわけですよ。
これは、例えばね、岩屋防衛大臣が、水面下でも色々と折衝があった。
防衛大臣が、この案件を公にしましたよね。
しないで済むことも出来たわけじゃないですか。
そういう事案もあるわけですよね。
僕ら一般の国民が知らない中で、軍事的なものが進んでいくとか、日本はあまり無いかもしれないけど、各国ありますよね。
これは、もしも公開しないという選択は無かったんですか?