数学と歴史のどちらが人生により役立つのか?
あなたの人生において、学生時代に勉強した数学と歴史、どちらが役に立ったと思いますか?
マーケティング的に見ると
マーケティングに見ると、数学の方が役に立つと考えられます。
実はストレートに、どの教科が人生で役に立ったかを質問したデータがあるのですが、1位が国語と英語。
やはり、コミュニケーションに関する部分なので、役に立ったと答える人が多かったんですね。
これが大体3割くらい。
3位が数学で、割合は拮抗しているんですけど、26.6%。
歴史となると、役に立ったと答える人は実は地理よりも少なくて、6位の12.8%しかいないという結果になったんですね。
どの教科が出来る男性が異性にモテる?
今は圧倒的に、数学が得意な男性の方が、異性にモテるようになっていると言われています。
若い女性に質問した調査によると、やはり理系の方が年収が高いという傾向もありますが、実生活や仕事で役に立つのは、数学であるという認識になってきているんですね。
歴史が役立ったと考えている人は、殆どが、歴史好きな人なんですよ。
歴史好きな人の特徴としては、まず非常にロマンチストあるということ。
歴史に様々な思いを馳せる傾向があります。
あとはちょっと、思い込みが激しい傾向があるんですよね。
そのため、異性にはあまりモテないという傾向があると言われています。
理系の年収が圧倒的に高い理由
理系の大学などに入ると、メーカーであったり、手堅い会社に入る事が出来るため、年収が高くなる確率が圧倒的に高い傾向にあります。
文系の方は、多種多様ですよね。
それで別に大学などを出ている可能性も低いですし。
理系の人は、お見合いパーティーであったり、そういった場ではモテたりもするのですが、ですが実際に付き合うとうまくいかないケースも多かったりします。
異常心理学的に見ると
異常心理学的に見ると、歴史の方が役に立つと考えられます。
ノーベル経済学賞を取った天才的な数学者のジョン・ナッシュという方がいるのですが。
このノーベル賞をとったトップレベルの頭脳の方が、統合失調症によって、幻覚や妄想に悩まされていたんですね。
自分が暗号解読のスパイに選ばれたんだという妄想に、ず~っと起きていて。
ある段階になって、「やっぱりこれは病気だ」という診断が下って、療養しているんですけれども。
「俺は今までどんな問題でも解決できた」
「それだけの頭脳を持っている」
というわけで、この病気を解明してみようとしたけれども、結果は無理だったと。
実際にはじゃあ、心理学で治そうとすると、カウンセリングはどういったところからアイデアを作っているのかというと、例えばアリストテレスとかブッダとか、あそこら辺の歴史を読んでいると、
「こんな方法で病気が治ったんだ」
「じゃあ今であればこんな方法が使えるな」
といった感じで、データの集積があって、現在のうつ病も治るようになったりしているのです。
もの凄く古い話から持ってきた方が、結構治ったりするんですね。
なので、心理学などでは、歴史から探っていくという事が多かったりするのです。
認知科学的に見ると
認知科学的に見ると、歴史の方が役に立つと考えられます。
数学の能力というのは、ある程度は遺伝的に決まってしまっているんですね。
遺伝子を調べれば、その人が数学が苦手かどうかの、ある程度の当たりを付ける事が出来ます。
じゃあ一方で歴史はどうかというと、歴史的な能力、モノを覚えておいたりですとか、あの時に何があったのかなどを知る能力ですね。
これは遺伝的な影響は15%程度なんですね。
つまり、親御さんが歴史が苦手であったとしても、その子供が歴史が好きになる可能性というのは、85%あるというわけなのです。
トレーニング次第で伸びしろが非常に大きいので、やるんだったら歴史の方がお得だという事になるでしょう。
遺伝的に決まっていると言うのは、遺伝子が乗っている場所があるわけなんですけれども、その場所というのが数学的な能力が高くなる場所というのが、自閉傾向と同じような性質を司っている部分と近い場所にあるんですね。
数学が出来る人が、ちょっと変わった人が多いというのがあると思うのですが。
ちょっと対人恐怖症傾向があったりですとか、対人関係が若干苦手であったりといったような事があったりするんですね。
対人恐怖症というのは日本独特の文化
対人恐怖症で悩んでいる方もおられるかもしれませんが、日本独特の文化だったりするんですね。
海外には対人恐怖症に代わる言葉が無く、ローマ字で「TAIJIN KYOFUSYO」と書かれたりします。
環境的な面からみると 武田邦彦
環境的な面から見ると、歴史の方が役に立つと考えられます。
歴史は事実を整理して解析しているものです。
歴史は事実なのですが、事実の選択が難しいという側面があります。
現在の、トランプ大統領がどうするとか、北朝鮮がどうするかなどというだけでも、ちょっとした事実の山が出来てしまうのですが、そのような山が5000年も積み重なっているわけですから。
歴史というのは、事実のもの凄く大きい空間なんですよ。
それをどうやって解析するか、という事が歴史なわけですから。