結婚すると夫婦の顔が似る理由
結婚すると、夫婦は不思議と顔が似てきたり、性格が似てきたりといった事があったりしますよね。
ペットですら似てくるといった話もあります。
天皇皇后陛下も、瓜二つ言ってもいいほど、非常によく似ていらっしゃいますよね。
聞きなれない言葉だと思うのですが、エピジェネティクスという現象がありまして、遺伝子をひも解くと、塩基配列に至りますけれども、この塩基配列の違いというのが、顔の違いであったり、身長とか知能の違いとなって表れるという事は、よく知られている事です。
ですが、人それぞれの塩基配列がありますけれども、塩基配列が一緒でも、読み取れる部分が長年の間で変わってくるというのが、エピジェネティクスという現象なんですね。
もう少し分かりやすく言いますと、例えば文章が書いてあるとしますよね。
そこに、修正テープが貼られているような状態になります。
そうなると、同じ文章でも、読み取れる文字は変わってしまいますよね。
その修正テープが貼ってある位置というのが、環境条件によって変わってくると。
そうすると、読める文字が同じになって来たりするんですね。
読める文字というのは、そのまま形や質に現れる部分ですので、環境条件が似ていると、発現する形や質も似て来るというのが、結婚などで長く過ごしていると夫婦が似てくるという事の裏にある現象だという事が出来るんですね。
育ての母親に似て来る理由
結論から言えば、共同生活などを一緒にしていると、人間は似て来るという話なんですね。
読み取る部分が似て来るというわけなんです。
たとえ、読み取る文章が違う文章だったとしても、読み取れる部分が同じになってくるというわけです。
例えば、同じ母親に育てられると、DNAが違っていても、環境条件が殆ど一緒になりますので、メチル化といわれるものなんですけれども、DNAが違っても、読み取る部分が似て来るので、似てきてしまうという事があります。
遺伝的に違う兄弟だったとしても、どこか似てきてしまったりですとか。
育ての母親に似て来るという事が分かっているんですね。
この事は、動物実験でも確認されています。
愛しあって結婚したのになぜ夫婦喧嘩するの?
夫婦は似て来るのに、なぜ夫婦喧嘩をするんでしょうね。
もしかすると、似て来るからこそ、喧嘩になってしまうのかもしれませんね。
やっぱり、夫婦2人共が、同じことを面倒くさいと思うようになると、押し付け合いになってしまったりですとか。
他には、夫婦で、相手のこういう所が嫌だ、という所が一緒になると、これもお互いがぶつかってしまう原因になってしまいますよね。
結婚生活を楽しくする方法
夫婦間で、ちょっと閉塞感があるなと感じてしまったような時は、プチ家出みたいな、週末別居みたいななのがあったら、関係を改善するのに役に立つかもしれませんね。
別居結婚というのは、意外とうまくいくといった話があったりするのですが、週の半分を大阪などに出張に行っていたり、週の半分帰ってくるといった夫婦関係は、意外とうまく行ったりするものなんですね。
お互いにいい影響を与え合えるもの同士が結婚する事が、幸せな結婚生活を送る秘訣の一つだったりするんですね。
生涯のパートナー選びというのは、非常に大切だという事ですね。