ヒトラーによる悲劇
このような人々の快感や義侠心を利用して、勢力を拡大した人物が、第二次世界大戦中に誕生しました。
それが、ヒトラーという人物です。
彼は、人々の善意の不寛容を利用するのが、非常に巧みでした。
そして、自分の能力によって勢力を拡大し、台頭していったのがナチスであったと解釈できます。
移民に不寛容なイギリス
ヒトラーによる悲劇は、現代でも他人事とは言えません。
移民に対して不寛容な英国は、EUを離脱する決断をしました。
フランスでは国民戦線が台頭してきており、やはり移民を排斥して、EUを抜け出そうという主張をしています。
戦争前の匂いが色濃くする、非常に心配な状況にあります。
悲劇を繰り返さない為に
ヒトラーのような人物に利用されてしまわないために、
「気持ちいい事を言う人だな」
という人が現れたら、ちょっと怪しいぞと感じる、訓練をしておく事が大切であると考えます。
「気持ちいい」
という気持ちになりかけたら、尚更
「操られているかも」
と疑ってかかる事が大切です。
また、誰かをバッシングしたいと思ってしまったら、
「快感に中毒しそうになっているかもしれない」
と考える癖をつけて欲しいと思っています。
メディアで流れる情報を、そのまま鵜呑みにする事は、非常に危険な事です。
人間の脳は、そもそも自分と異なる考えには不寛容です。
戦争をしたい人に、それを利用されないように注意しましょう。