緊張している人をどう励ましますか?
受験や面接など、緊張してあがってしまっている人っていますよね。
そんな時、あなたなら、どうその人を励ましますか?
例えば、
「落ち着け」
「緊張しなくても大丈夫」
「気合を入れろ」
などといった、精神性について励ますのではないでしょうか。
「諦めるな」
「元気を出せ」
といった感じで。
こういった見えない魂の事を言うのが、日本人の特徴なんですね。
日本と違う外国の励まし方
英語の励まし方というのはですね、そうではなくて、
「Chin up!」(顎をあげろ!)
「Hang in there!」(そこに掴まれ!)
「Cheer up!」(声をあげろ!)
といった感じで、身体性をイメージさせるような励まし方を英語はするんですね。
励まし方は、実は、国によって異なるんです。
かえってあがってしまう励まし方
日本人のあがり症の人に、いくら精神性で何かを言っても、かえってあがってしまうんですね。
見えないものについて言われても。
例えば、
「根性を見せろ!」
と言われても、どんな根性を見せればいいのか分からない。
ですので、「顎をあげろ」といったような身体性に対する励ましというのを入れると効果的なんですね。
あがり症の40%の人が改善
この身体性に言及した励ましを行う事によって、日本人のあがり症の人の40%の方に改善が見られています。
今まで、精神性しか聞いてこなかった日本人がですね。
子供さんとかが今から受験で、緊張している時に、
「背中を伸ばそう!」とか、
「顔をあげよう!」
といったような体について言ってあげる事が、気持ちを落ち着かせるうえで、非常に有効なのです。
現場での励まし方の変化
このようは励まし方は、実際に現場でも行われるようになってきています。
成績を出したり、緊張している人に声をかけるうえにおいて、精神的なものでは全く意味が無くて、
「膝をくっつけて」
「両足でしっかり立って」
といったような声掛けをし、今自分がそれが出来ていないと変えた瞬間に、自分にスイッチが入って、出来るようになるんですね。
あがり症を改善する効果的な方法
一番効果的な方法としては、男性であれば、
「胸の高さを2センチ、クッと上げて!」
と言っただけで、勇気が湧いてくるんですね。
深呼吸するのもいいですね。
ただし、正しい方法を言わなければ逆効果になってしまう場合もあります。
例えば、笑顔を見せている人に対して、
「もっと笑って」
と言っても、もうやっているのに、となってしまうので、あまり効果が無いんですね。
ですので、
「もっと上の歯を見せて」
といったように具体的に言ってあげると、「確かに」といった感じで、出来ていない事に気づき、行動に繋がるんですね。
「笑って」と言っても、本人は笑っているつもりなので、「もっと上の歯を見して」といったように、細かく言ってあげる方が効果的なんです。
「目を見開いて」とか、
「もっと大きな声を出して」
といったように、細かく言ってあげるといいんですね。