人類の言語の獲得
人類の100万年近い歴史の中で、言語を獲得したのは、おそらく1万年か2万年位前。
その先、文字が出来たのが、2000年かそこらと言われています。
脳は古いデバイス
実は、脳は古いデバイスです。
脳は、こんな能力があったらいいなという事で、建て増し建て増し、後付けで能力が発達してきました。
いわば、田舎の旅館のような作りです。
脳は、全然綺麗には出来ていないのです。
そういう脳を、人間は頑張って、チマチマ使っているのです。
人工知能は、わざわざ、脳のような田舎の旅館の建て増した作りを真似しなくても、最初から綺麗なアーキテクチャを設計する事が出来ますよね。
もしかしたら、人工知能の方が、ずっとずっとスマートで、面白い事が出来るかもしれませんね。
なぜ恋をするのか?
恋をするという事は、実は脳のバグみたいなものです。
自分たちが個体として、餌を得たりとか、リソースを増やしたりするために、脳は膨らんできたわけです。
ですが、恋をしたり子孫を残さなければならない時は、これでは困ります。
なぜなら、子供を産むという行為は、個体にとって負担になるからです。
特に、メスにとっては、体を破るような行為です。
男性にとっても、リソースを食われるといういう事で、個体を残すという意味では、あまり望ましくはありません。
ですが、種を存続させようと思ったら、その考え方を一時期遮断する必要があります。
その遮断する装置というのが「恋愛」なのです。
なので、理性にはその時タイマーがついていて、麻痺装置なのです。
ですが、ずっと麻痺していると、個体が食いつぶされてしまうので、ある時切れるように出来ています。
その期間が「3年」です。
恋が3年で冷める理由は、こういった脳の仕組みに隠されていたというわけです。