いい加減に生きる事が大切な理由
人間は脳の2~3割しか使っていなくて、残りの7割の脳は使っていないといった都市伝説があったりします。
脳は自分の持ち物であるにも関わらず、よくわからないという不思議なものです。
脳はどのくらい使われているのか?
脳の使用領域に関しては、人によって凄く意見が違っています。
「脳の全体がどの程度かも分かっていいないのに、2割、3割ってどうして言えるの?」
といった考え方もあります。
一方で、
シナプスといって、神経細胞同士の繋がりが、脳の機能を決めるのであると仮定した上で、
「そのシナプスが出来る可能性があるうちの、1割以下しか出来ていない」
「だからもっとパフォーマンスは上がるはず」
という人もいるのです。
人は脳をセーブしている
個人的には、人間は脳をセーブしながら生きているんだろうなと、思っています。
なぜかというと、フルパワーで生きてしまったら、凄く辛いと思うんですよ。
辛い出来事も全部覚えていて、忘れる事がもし出来なかったら。
生きていくうえで、どれが重要な情報なのかも分からないので、生きていくのが非常に難しくなります。
ええ加減がいい加減
大阪弁で言う所の、
「ええ加減に」
生きるという事は、人間にとって、非常に重要な事だと思います。
「忘れる力」
とか、
「考えない能力」
とか、
適当にという事は、何がそこで一番大事なのかという事を、瞬時に見抜くという事ですからね。
そのために、力をそこに集中出来る、そのための力という事になるので、実は、「いい加減」というのは、もの凄く大事な事なのです。
他人利用されやすい人の特徴
素直すぎる人、真面目すぎる人、責任感が強い人というのは、いいところでもあるのですが、それがマイナス面に作用してしまう事もあります。
人に凄く利用されてしまいがちだという事があります。
普通の人はやっぱり、素直すぎるような人であっても、
「ちょっとおかしいんじゃないか」
とどこかで感じる能力を、本当は持っていたりするものです。
「やっぱり、そんな都合のいい事はないよね」
というように、フィードバックする力があると思うんですよ。
その声に、本当は耳を傾けるべきなのです。
大きなパラダイムの中で、例えば
「この会社では、こういう文句は言ってはいけないよね」
というのは、あるかもしれないけれども、でもそれは、会社の中の個人としてはそうかもしれませんが、個人の生活の中に、会社員としての自分がいるという事も言えます。
会社員としての自分は、大事にしつつも、個人として、自分が本当にやりたかった事なども、ちゃんと大事にすべきなのです。