大人が自由で楽しく生きる秘訣
自由な人の脳って、一体どんな人の脳の事を言うのでしょうか?
まず、自由というのは、人によって、だいぶ意味合いが違っていますよね。
なので、自由な人というのを、まず、定義する必要があります。
まぁ社会通念とか同調圧力というものがありますけれども、こういうルールよりも、自分のルールの方が上だという人の事を、自由だと言う事が出来ると思うんですね。
2通りの自由な人
この自由な人というのには、2通りあるかなと思います。
1つ目の自由な人というのが、「自由でなくてはならない」「自由であることが自分のアイデンティティである」と思い込んでいるとか、そこに凄く、自由という概念に縛られている不自由な人、というのがいます。
もう1つがですね、自由でありたいとさえ思っていない、本当に天然な人、というか自由な人ですよね。
天然な自由な人の特徴
自由な人には2つ種類があると言ったんですけど、天然な人によるありがちなのが、自分で意思決定をする事を好む、という傾向が高いですよね。
自分の意思決定をする事を好むというのはどういう事かというと、意思決定をする場所は、脳の前頭前野にあります。
ここから、ドーパミンが出まして、気持ちよくなるという傾向があります。
自分での意思決定を嫌う日本人
ところがですね、日本人というのはですね、自分で意思決定をするとう事を楽しいと思う人は少ないんですね。
完全に、マイノリティーです。
自分で意思決定する事が楽しいと思う人は、3割もいないんですね。
27%くらいです。
7割の人は、自分で意思決定をするよりも、誰かに決めて貰って、その通りに生きた方が楽でしょ、という風に脳が感じる傾向があるんです。
ですので、これはどっちも善し悪しなんですけれども、自分で意思決定をしない人の方が、もしかしたら、日本の社会には、適応しているとも言えそうです。
よく、共同社会が中心の日本、などとも言われますからね。
日本人が嫌われる事を極端に恐れる理由
個を大切にするよりも、みんなで一緒に何かをやるという事をよしとする。
だから、嫌われたくないという気持ち強くなってしまう傾向にあります。
嫌われてしまうと、生きていきにくくなるとか、仕事を失ってしまったりという人も多いでしょうし、やっぱり、組織を大事にして個を殺す、という選択を取る人の方が、みんなに使えると思われやすいとか、そういった事もあるかもしれません。
ただ、最近の傾向として、グローバル化なんかがなされていてですね、自分で意思決定をする人が少しずつ増えて、そういう人が有利になる社会にも、なって来ているかな、という事も感じます。
自由なようで不自由な人
例えば、電車の中でパンを食べたと思った時に、天然で自由な人は、何も考えずに食べちゃいますよね。
でも、「みんなに迷惑がかかる」「他人から白い目で見られる」からといって、気持ちを抑える。
その抑える自分が嫌だから、やっぱりパンを食べちゃおうとか、色々な葛藤がありますね。
社会通念に抗おうとして、その通りに従うというのは、やっぱり、逆の意味で、不自由なんだと思いますよ。
「自由になりたいんだ!」「組織に縛れたくないんだ!」と戦っているような人ですね。
組織に抗うというやり方を好むという人も、中にはいるんですが、自分の葛藤を解消するために、社会通念と戦うというのは、実は、私は、あまり好ましくないんじゃないかと思います。
逆にストレスが溜まると思いますね。
やっぱり、その人にあった生き方というのは社会に従う事なんだとしたら、やっぱり、その通りに生きる事が、その人にとっては、究極的な自由なんじゃないかな、という風に思います。
自分で意思決定できる人になる方法
自分で意思決定を出来るようになりたいと思っている場合、どうすればよいのか…
なかなか、そういう風には出来ないけど、自分で意思決定する人なりたいなという人は、「自分がこの人は自由だな」とか、「こうなりたいと思える人」を誰かひとり探してですね、その人とお付き合いをして真似るとか、その人の言動をしっかり学んで、自分のものにしていく。
ミラーニューロンを使って、その人の回路を、自分にコピーするような気持で、その人と接していくというのがいいかもしれません。
それじゃあ、結局、その人に縛れて、自由とは言えないじゃないか、と思われる方もいるかもしれませんね。
確かに、最初は、コピーしている間は自由ではありませんね。
ですが、その人の回路をコピーし終わって、自分が自然に振舞えるようになったら、その時こそ、自由な意思決定が得られると思います。
最初の、自由になるための糸口を掴むために、誰かの真似をするという事が、1つの自由になる入り口になるというわけですね。
自由になりたい人は、あなたが自由だと思う人の真似をしてみるといいというわけですね。