ゲームばかりしているとバカになるのか?
「ゲームばっかりしててるとバカになる」と親に叱られた事はありませんか?
世間で言われるように、ゲームばかりしていると、本当に頭は悪くなってしまうのでしょうか?
ゲームは脳を発達させる
最近の研究では、ゲームは脳を発達させるという報告が、多数報告されている現実があります。
そのため、
「ゲームをしたらバカになる」
と結論付けるのは、明らかに短絡的すぎます。
否定的に使われるゲーム脳
「ゲーム脳」という言葉は、否定的に使われがちです。
ですが、実は、ゲームには、認知症の予防に繋がったり、親子間の問題が減ったりと、良い影響があるという研究結果が、いくつも報告されています。
つまり、ゲームも、使い方ひとつだという事です。
脳を発達させる有効なツール
うまく使えば、ゲームは、脳を発達させる有効なツールにする事が出来ます。
ゲームによる対人関係の変容
公園に子供が3人座って、黙ってモバゲーしているなんて様子を、目にする事も珍しくなりました。
確かに、ゲームによって、人間関係は大きく変容しました。
とはいえ、そもそも、対人関係そのものが、ゲーム性の要素が高いと言えます。
人の気持ちというのは、こういう風に刺激を与えると、こう返ってくると、ある程度分かっているものです。
そのため、そのルールさえ分かると、相手を操作も出来る、と言うと少し語弊がありますが、ある程度は、振る舞いをゲームで身に着ける事も、出来るとも言えます。
トレーニングしていない人に比べると、遥に良い事であるとも言るでしょう。
ゲームが持つ危険性
とはいえ、ゲームには危険な側面がある事も事実です。
ゲームは、中毒性が高く、ハマってしまうと、なかなか抜け出せなくなってしまうという傾向があります。
まだ、自分でブレーキをかけられない未熟な脳の子供が、ゲームにハマってしまうと、自分でコントロール出来ませんので、親との約束などで、コントロールする必要があります。
ゲームで親子間の問題が解決
10代の子供に、1日1時間、親と共同して戦ったり狩りをするモンハンのようなゲームをやらせると、親子間の問題が減るという研究結果も報告されています。
残虐性の高いゲームが子供に与える影響
最近では、非常に残虐なゲームも多く、子供の精神に影響するのではないかと心配されています。
残虐なゲームをすると、確かにテストステロンのレベルが上がり、攻撃的になると言われています。
ですが、この攻撃性をどう処理するかは、その子供の知性の問題になってきます。
ゲームによって攻撃性が上がったからといって、即危険というわけではありません。
攻撃性は低い方が良いのか?
攻撃性を低いままに保っておく方が良いのかと言えば、そうとも限りません。
そのような状態では、やる気も無く、人から搾取され続ける人生を送ってしまう人生になるかもしれません。
ゲームで助長される部分を、どうコントロールするかが問題になるのであって、刺激を与えてはいけないというのは、間違いであると考えます。
大人におすすめのゲームとは?
大人にもオススメなのが、信長の野望というゲームです。
歴史の勉強にもなりますし、シミュレーションゲームなので、長期的な視点から戦略を立てるなど、脳のトレーニングにもなります。
シビライゼーションという文明を育てるゲームもおすすめです。
大陸に都市を配置して、帝国を作っていくといったゲームで、大人にも楽しめると思います。
考えるという行為は、認知症の予防にも繋がります。
これからは、
「ゲームをすると頭が良くなる!」
と胸を張って言い返す事が出来ますね。