脳の老化を予防する方法
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竹内涼真
今の若者にはついていけない…
もしそんな風に感じるようであれば、
脳は基本的に怠け者
脳はできるだけ使わないで済むようにコントロールされています。
脳は非常に消費するカロリーが高く、2kgにも満たない脳が、人体の1/4くらいのカロリーを使っています。
脳を使うためには、かなりのカロリーと酸素を必要とします。
そのため、脳をなるべく使わないようにしたいというのが、人体の本音なのです。
歳を取るとますます脳は怠け者に
人体としては、あまり脳を使って考えたくはありません。
その傾向は、歳を取れば取るほど、強くなります。
なるべく今まで知っている方法で、自動的に内容を処理できるならそうしたいと、人体は考えます。
歳を取れば取るほど、新しい問題や、新しい出来事が、起きて欲しくないと思うようになります。
その結果、新しい価値観がやってくると
「そんな方法を取り入れたって意味は無い」
などといった、言い訳をしてしまいがちなのです。
文字を批判したソクラテス
歴史を紐解くと、過去にも同じような出来事は繰り返されているものです。
文字というものが誕生した際、ソクラテスは
「言説を文字にすると人間は言葉を覚えていられなくなる」
として、言葉を文字化する事に反対しました。
書籍を、人間の記憶を阻害する悪だと批判したのです。
電卓が発売された際も、
「自分で計算しないとバカになる」
といった批判がありました。
人間は、新しい技術や物事を嫌うという性質を、昔から脈々と受け継いでいるのです。
若い脳の特徴
人工知能が発達すれば、
「人間の判断力が鈍る」
と、批判する人が現れる事でしょう。
ですが、それはそれとして、新しい事を楽しんで、取り込んで行くのが、若い脳の特徴なのです。
脳の手間暇を惜しむという現象が現れたら、脳が老化の第一歩を踏み出したと言えるかもしれません。
抵抗なく新しい事を受け入れる方法
新しい事を受け入れたくなかったとしても、新しい事を受け入れる必要がある場合もあります。
そんな場合は、新しいものや新しい価値観に、古いものとの類似性を見つけると、抵抗感を少なくする事が出来ます。
iPodを使いにくいと感じたのであれば、ウォークマンと一緒だと思ったりという方法ですね。
新しいものを受け入れるためには、古いものとの共通点を見つけて、受け入れてみる必要があるかもしれませんね。