人類学者のヘレン・フィッシャー博士は、恋は3年で終わり、愛も4年で終わると提唱されています。
では実際、脳科学的にはどうなのでしょうか?
恋が4年で終わる脳科学的理由
なぜ恋は3年~4年で終わってしまうと言われるのでしょうか?
その理由は、ドーパミンと関係があると言われています。
ドーパミンは、脳内の神経伝達物質で、やる気や快感、幸福感と関係のある物質です。
ドーパミンは、新しい刺激に対して分泌されます。
4年間もお付き合いをすると、新しい刺激が無くなるため、ドーパミンの分泌が無くなり、トキメキも無くなってしまうのです。
このドーパミンは早い人で9か月、長くても4年で分泌されなくなると言われています。
つまり、ドーパミン分泌の終了と共に、恋する気持ちも、無くなくなってしまうというわけです。
人間は新しい刺激を求める生き物
人間は、新規探索性を持っており、新しい刺激を求めたがる生き物です。
毎日同じ道を通っていると、なぜか気持ちが悪くて違う道を通ってみたり、行きつけの店はあるけど、なぜか行きたくなくて違い店に行ってみたり…
誰にでも経験がある事だと思います。
毎日の食事も、基本的にはご飯とみそ汁がよくても、たまにはパンとコーンスープが食べたくなったりしてしまうものですよね。
「3年目の浮気」
なんて言葉があるのも、このドーパミンの分泌と、関係があったというわけですね。
恋愛を4年以上長続きさせる秘訣
4年で恋が覚めるからと言って、みんながみんな別れたり、離婚するかと言ったら、そうではないですよね。
ではどうすれば、恋愛を長続きさせる事が出来るのでしょうか?
秘訣としては、やはり人間の新規探索性を満たすことが効果的でしょう。
常に新しい刺激があれば、ドーパミンが分泌され、恋する気持ちも刺激されるというわけです。
例えば、お互いが全く違う仕事や趣味をもつなど、新しい刺激が常にある状態を、意識的に作る努力も必要だと思います。
恋愛以外でのお互いの興味が尽きない状況を作る事が、恋愛を長続きさせる秘訣ではないでしょうか。
旦那が家に帰ってこないなど、会う時間を減らすという方法も、実は結婚を長続きさせる為には、理にかなっているのかもしれませんね。
結婚の長続きには
「新規探索性」
がカギというわけですね。