怒りの感情をコントロールする方法
主婦の友達や夫に対してはそんな事は無いのに、例えば子供など一部の人に対しては、怒りの感情が抑えられないといった事はありませんか?
怒りたくないのに怒ってしまって、後になって、自己嫌悪に陥ってしまう…
一旦怒ってしまうと、なかなかその怒りの感情から、元の感情に戻る事が出来ない…
そんな経験はありませんか?
怒りの感情がなかなか元に戻らない理由
怒りの感情というのは、非常に激しい感情であり、元の感情に戻すことが難しいのは、その反応の大きさも影響しています。
怒るのは正常な反応
怒る事は悪い事であると捉えてしまいがちですが、人間にとって怒るという事は、ごく自然な反応です。
何をされても怒れないという状態の方が、むしろ不自然であると言えます。
怒りの反応は、人間の防衛反応として供わった、必要な感情なのです。
怒りの感情をコントロールするには?
怒りの感情が爆発している時、脳内はノルアドレナリンの量が増加している状態です。
ノルアドレナリンには、血糖値や血圧を上げたり、心拍数を上げるなどの働きがあります。
「怒ると頭に血が上る」と言われると思いますが、怒るとノルアドレナリンの働きで血圧が上がるため、顔が熱くなるなどの反応が起こります。
怒りの気持ちがなかなか元に戻らないのは、ノルアドレナリンの影響で身体自身が反応してしまっているので、その身体の反応が元に戻るのに、時間がかかっているのです。
頭に血が上った状態だと、相手からどんな謝罪の言葉を言われようが、冷静に反応する事は出来ません。
身体が正常に戻り、冷静になったときに、相手から改めて話を聞くようにするとよいでしょう。
この反応は、普通の人にとって、ごく当たり前の反応なのです。
子供に怒らないお母さんは逆に虐待!
子供にとっては、怒らないお母さんの方が、嬉しいのかもしれません。
ですが、子供が悪い事をしたにも拘わらず、怒らないお母さんは、逆に虐待であるといえます。
子供に対する興味がなく、育児放棄をしている危険性があります。
子供と母親の感情の交流があることは、子供の成長にとっても、必要な事なのです。
母親が子供に怒るという事は、子供と真剣に向き合っているという事に他なりません。
自分が怒り過ぎじゃないかと心配しているお母さんは、他の子供の母親が、怒っている所を見たことが無いだけです。
怒らない母親なんていません。
子供に対する愛情があるのであれば、何も心配する必要はありませんよ。