ITシステムにバックドアが付いているのは常識
それはその通りだと思うんですけど、同時に、この種のITの色んなシステムというのは、バックドアが付いていると見ているのが常識ですからね。
バックドアというのは?
バックドアとはどういう事かというと、そのシステムを作っている人のは、チョイチョイと工夫すると覗けると。
こういう事ですよね。
機材を使っていると、逆に中国のものは中国が覗けるけれども、アメリカのやつはアメリカが覗けると。
日本は、独自のプラットフォームを持っていないですからね。
LINEは韓国に全て覗かれている
だから、名前は出さないですけれども、韓国系のそういったショートメールなんかを送れるような、非常に普及しているシステムも、韓国は覗けると思う。
バックドアが。
バックドアがついている。
だから、そういう事だと思うんですよ。
ファーウェイの機器というか、スマホももちろんそうですけれども。
必要になったら覗けると。
必要になったら何か仕掛けられると。
ファーウェイ・ZTE排除はサイバー対策の常識
これは、アメリカが「なるべく使わないようにしてくれよ、同盟国のみなさん」と言ったら、日本政府もいち早く、政府、あるいは政府と取引をしている業者は、ファーウェイの端末を使ってのやり取りは、しないようにしましょうという事を随分と早く決めました。
早くから引き出しに入っていたと思いますよ。
ていうのは、サイバー対策をやっている人達の間では、ある意味常識でしたから。
ロシアにGmailが届かない理由
だから逆にね、ロシアに例えばヤフーとかグーグルでメールを送るでしょ。
到達しないことが結構あるの。
Gmailとかも、到達しないことが結構あるの。
その変わり、Yandex(ヤンデックス)というロシア版のグーグルみたいなのがあるの。
そのYandexのアドレスだと確実につく。
Yandexって無料よ。
それで、クラウドも無料でついてるの。
2年間、どれだけ容量、制限なしでYandexクラウドに何でも入れられます、と。
それで、Yandex comとかYandex aezとかアドレスで、10いくつくらい取れちゃうわけ。
これ全部、カザフスタンとかね、aezとか、アゼルバイジャンとかそういう意味だけれども、でもね、サーバーもそこしかないの。
ロシアと北朝鮮で使われるYandexの狙い
モスクワで見ようと思ったら、全部バックドアが…
ぜーんぶ、蓄積しているんだと思う。
そうすると、Yandexを使っていると、例えば北朝鮮とやり取りする時は、Yandexなの今はだいたい。
Yandexを使っていると、スーッと通っていくわけ。
だから、そういうような形で、各国やっているんですよ。
アメリカ政府がカスペルスキーを禁止する理由
だから、私なんかは愛用しているんですけどね。
私のメールって、色んな形でのマルウェアとか、ウイルスが入ってこようとする時に、普通のウイルス対策のソフトだと結構それが通過しちゃってね、面倒くさくなるんだけれども、カスペルスキーという、元KGBの人達が作ったやつだと、思いっきり跳ね除ける事が出来るわけ。
これはやっぱりロシア製だからね。
どうしても、ロシアとの通信で入ってくるものに対する防御は完璧なの。
これは、アメリカ政府で使う事が禁止されていますからね。
要するにアメリカは、カスペルスキーはバックドアがついていると思っているわけ。
カスペルスキーは、「そんな事は絶対に無い」と。
「元はKGBだけど、今はなんの関係もありません」と。
ところが、ロシアのセキュリティソフトは、全部カスペルスキーだもんね。
ネットの世界に匿名性は存在しない
ロシアの情報機関とか、だから、AIの世界というのは、AIにしても、ネットの世界にしても、みんなそこで匿名性を保全されているとか、そういう風に考えるんだけど、繋がっているわけでしょ。
水道と一緒なんだから。
管で繋がってりゃあ、向こうからも来るわけだし、こっちから行くって事は、向こうからも来るって事だから。
ですから全部覗かれていると。
中国の覗きは禁止!でもアメリカは…
だから、中国から覗かれないように、中国から仕掛けられないようにするけれども、アメリカからは分かりませんよという話ですよね。
同盟国と言うのはそういう事なんです。
今回は、日本、オーストラリア、いわゆるアメリカの友好国や同盟国、ある程度運命を共にしようよという国々が、そういう事をしていくというのは、そのバックドアにあると。
そういう事です。
私はそう見ているんです。