単純労働 外国人受け入れ
11月3日産経新聞
日本政府は11月2日に、出入国管理法改正案を閣議決定しました。
そして、衆議院議員に提出しています。
この出入国管理法改正案とはどういうものかと言いますと、外国人労働者の受け入れ拡大に向けて、新たな在留資格を創設するという内容のものです。
経済成長の阻害要因になっている人手不足に対する狙いですね。
そして、単純労働分野での就労を認め、高度な専門人材に限っていた従来の受け入れ政策から転換します。
日本政府は、今国会で成立させたうえで、年内に職場や自治体などの対応策を策定し、来年4月からの運用を目指すと書いてあります。
この改正案の内容なのですが、一定の知識、経験を必要とする特定技能1号と、熟練した技能が必要な2号の在留資格を新設します。
そして、この1号は在留期間が通算5年で家族の帯同を認めませんが、2号は帯同を認め、条件を満たせば、永住にも道が開けます。
この請けいれは、人手不足が深刻な分野に限定して、介護などの14種を検討しているという事です。
安倍政権が強引に進める外国人移民政策
これね、来年4月から運用というのは、4月に入国管理庁が出来るんですよね。
それに合わせてとしか思えないんだけど、いずれにせよ、これはちょっとここまで焦る必要があるのかと。
確かに、人手不足という面はありますし、コンビニなんかに行けば外国人ばっかりだったりね、という事は分かるし、少子高齢化という流れの中でね、大企業だけではなく、中小企業あたりからの要望も非常にあるというのは事実なんですよ。
とはいえ、経済の法律なんかは、一回決めても、また変えることは可能だけど、こういう人の身分に関するものはね、やっちゃったら途中でもう切る事は出来ないんですよ。
それから、人・モノ・金の自由化とか言うけれども、モノとか金と違って、人というのは自分の意志で動くからね。
一回入っちゃったものを、期限が終わったから帰りなさいと帰れるかどうか。
日本でやりたい放題な人権商売人の実態
特に日本みたいな、人権を商売にしている輩が、跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)している所で、出来るかという事を考えると、いくらなんでも、来年4月というのは、あまりにも拙速だという気がしますね。
欧米で失敗した移民政策を日本で強行する安倍政権
おっしゃる通りでね。
結局ね、欧米社会が今直面している問題で、欧米社会が失敗をした、明らかに失敗であるという結論がこの2018年、この2~3年間でそれが明らかになってきたわけですよね。
それは何かって言うと、移民ですね。
ですから、各国でそれぞれ大きな問題になっているわけで、今もアメリカではですね、中南米からですね、ホンジュラスでしたっけ?
メキシコを通ってですね、アメリカに入国するだというその1団が、1万人近い人たちが行進をしているような、そういった状況でね。
それで、要するに何の根拠も無いわけですよ。
その人たちがアメリカに行くという。
ただ単に、アメリカに行けば職が得られる、アメリカで生活をしたいという人たちが、それが集団になって、今移動していて。
トランプ政権は、メキシコとの国境の所に、軍隊を配備したわけですよ。
移民政策に失敗した欧米の悲惨な実情
じゃあね、そういう事がなぜ起きたのか、それとあとドイツのメルケル首相の問題。
メルケルが、EUを象徴する存在として、そしてEUの優等生のリーダーという。
実際、経済的にも強かったわけで、そんな綺麗ごととは別に、メルケルの持っていたものというのはあったわけですよね。
一時期まではね。
ところが、そういったものが、どんどん、どんどん瓦解してきた理由というのが、まさにこの移民なわけですよ。
それで、中東からのシリア戦争、あるいはアフリカからのそういった難民の収容にかんしても、ドイツは他のEU諸国に比べてですね、非常に受け入れを肯定的にアピールしていたわけですね。
そういったものが全部裏目に出ているんわけですよね。
今だって、フランスのパリなんてひどい状況になっていますし、そういった問題にですね、欧米が直面している事を、なんで日本が繰り返すの?っていう事なんですね。
人手不足だったら人手不足で、もっと他の解決方法を考える必要があるわけで、少子高齢化社会という問題をね、少子化の問題だって、まだまだやらなければいけないことは、いっぱいあるわけですよね。
それに反してですね、急にこれ、拙速って三輪さんおっしゃったけど、本当にね何年の4月のすぐですよ。
来年の4月に法律が通っちゃって、これでいいですかって事ですよ。
日本の保守派が安倍総理がどんな政策を採ろうとも、擁護し続けてきたツケが一気にやってきた。靖国参拝や拉致問題、消費税増税など「安倍さんの売国はキレイな売国」と、自分たちが裏切られているという現実から目を逸らしてきた。
西村さんの言ってる事はもっともなのだけど、自分がこれまで安倍政権を持ち上げてきた罪の深さと向き合う必要がある。
特に西村さんは戦後70年談話について「村山談話を上書きする見事な談話だった」と絶賛していた。その反省はあるのか。
中西輝政教授はさすがにここで見切りを付けたようですけどね。