インテルと中国の恐るべき関係性
あともう一つは、インテルさんとかもね、中国の清華大学のグループと一緒に、合弁かな、たくさんのお金を集めて、半導体部門とかを拡大する戦略を取っているんです。
ですから、世界のインテルではあるけれども、中国ともすごく近づいていて。
これは凄い話なんですけれども、その清華大学のグループを、2年くらい前まで実質上動かしていたのは、胡錦濤国家主席の息子なんです。
中国の新聞記事に隠されたメッセージ
完全に半導体の部門であり、今の戦略。
ファーウェイと胡錦濤たちのグループは近くないんですけれども、いずれにしても胡錦濤さんの息子は、今政治家として今上に上がってきて、地方の書記になっているのですが、
それ以前の前職というのは、半導体部門の実質上裏のトップといいますか、実質上トップだったんですね。
で、先ほどの話に戻るようだけど、鴻海の郭台銘さんなんかも、胡錦濤さんが国家主席だった時に、一番長く握手をした人として、新聞に出るくらい、「10何秒も握手をして喋りました」みたいな。
そういうのって、凄い重要なサインなんですよ。
そういう所を見逃さずに、中国の記事を読むんですけれども。
そういうね、台湾の企業の訪問団が来ましたという時の一番象徴的な写真が、郭台銘さんと胡錦濤さんの握手で、10何秒握手しましたと。
それ以外は、その他大勢なわけですよね。
もう、ずっとそういう戦略の中であって、アメリカもあんまり中国をこれ以上、自分たちの技術を盗まれないようにするための、新たな法案を作るという事だと思います。
いい会社という仮面を被るファーウェイ
中国も、昔は色んな偽物を作ったり、日本の技術をただ単に盗んで作るというだけのイメージがあったのですが、シャープの元役員の方によると、とにかく自社で色んな有用な技術を開発して、地道にやっているとファーウェイはと。
初任給なんかも、日本の企業は40万円以上だったりとか、従業員に対しても、もの凄く手厚くしているという、いわゆるいい会社だと言い切っていたのですが…
中国企業は全て中国政府のひも付きである
特殊な研究所だ、研究施設だという風に書いている人もいるし、
中国は、自由主義、自由市場の中で企業は存在していないんですよ。
全部が政治のひも付きなんですね。
しかも、中国のヒエラルキーとして、中国共産党の下に軍があって、ある種その下というような形で企業があるんですね。
ですから、軍の企業というのが、非常に多いわけですよ。
中国軍の企業といものが日本に来て、何をするかと言ったら、ろくな事をしないと考えた方が。
それこそ、香港がね、取られてしまって、中国になったように。
それも人民解放軍が、人間が入っていったという事があるわけだけど、企業が入ってくるという事も、同じ事なんですよ。
そこで働いている人も、まぁ、隠れ人民解放軍というか、軍の人という可能性は非常に高いと。
中国元首相 日本はいずれ無くなる国
これからの5年、10年でどういう風になっていくかという所を、香港の若者じゃないけれども、明るい未来が描けなくなっちゃうわ、みたいにね、ちょっと思っちゃいますよね。
だから、どうやって政治がそれを変えるか。
でも政治が変えなければいけないようだけれども、国民の意識が変わらないと、政治も変わらない部分があるんですよね。
なんか怖いわ、どうしたらいいのと思うのではなくて、そういう事を裏で推進しているような人には、とにかく政治の世界とか権力の世界から、外に弾いて行かないといけないという風に思うんですけどね。
だってね、中国の李鵬(りほう)さんという元首相ですけど、李鵬さんがオーストラリアに行った時に、オフレコで言ったらしいんですけど、「いずれ日本なんか無くなるから」と言ったというね。
本当に、そういう風に考えているわけですよね。
だからなんとか、台湾に刺激を受けながら、そして、台湾と日本で手を携えて国としてお互いに守っていくような、そのためには軍事拡大だったり、非常に国策的な企業、それと技術というのを国であったり、それと近いものが管理する、維持発展させるという事が、一番かなと思っています。
2017年10月