上沼恵美子さんがM-1審査員引退の謎
「霜降り明星」の優勝で幕を閉じたM-1グランプリ2018
大会終了後、審査員を務めた上沼恵美子さんが、突如審査員の引退を発表されます。
上沼恵美子さんが、「影のM-1優勝者では?」などと、視聴者の間では、上沼さんの審査員出場を楽しみにする声もあり、話題になったりしていたのですが、どうやら裏に、こんな事態があったようですね。
トロサーモン久保田とスーマラ武智の上沼恵美子への暴言動画
M-1グランプリ2018の終了後に、お笑いコンビ、トロサーモンの久保田かずのぶさんと、M-1グランプリ2018にも出場していた、お笑いコンビ、スーパーマラドーナの武智正剛さんが、欠席裁判のように、上沼恵美子さんに対して、暴言を吐く動画をインスタで放送していた事が発覚したようなんですね。
何度も削除されるようですが、その話題の動画というのがこちら。
とろサーモンの久保田って人、めっちゃ怒ってるやん pic.twitter.com/4gLn9YUeml
— おばさんずラブ (@infffo123) 2018年12月3日
凄い形相で、お笑いの先輩であり、大阪の大御所である上沼恵美子さんに暴言を吐いているのがトロサーモンの久保田かずのぶさん。
動画を撮影しているのが、スーパーマラドーナの武智正剛さん。
画像出典:hochi
トロサーモンの久保田かずのぶ氏の横で笑っているのが、M-1グランプリ2018で2位だった和牛の水田信二さん。
画像出典:eximg
トロサーモン久保田の暴言は許されるのか?
ほぼ同期で、一度解散し、再結成するなど努力している後輩であるスーパーマラドーナの敗退に、よほど悔しかったのでしょうけど、それを上沼恵美子さんへの暴言として発散する。
また、スーパーマラドーナの武智正剛さんは、M-12018に出場し、上沼恵美子さんに直接笑いとして返す場があったにも関わらず、後になって欠席裁判のように上沼恵美子さんに対して「更年期」とバカにするような発言し、それをネットに公開してしまう。
それは流石に、大人として、社会人としていかがなものかと。
トロサーモン久保田はなぜ松本人志にクソと言わないのか?
トロサーモン久保田さんの上沼恵美子への暴言騒動に関して、非常に不可解な点があります。
トロサーモン久保田さん、スーパーマラドーナ武智さんは、よしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属されているお笑いコンビです。
一方で、上沼恵美子さんは、上沼事務所という個人事務所で活動をされています。
トロサーモン久保田さんは、上沼恵美子さんのM-1での採点が気に入らないとして、「もう辞めてください」「クソが」と暴言を吐いています。
ここで一つ、興味深いデータを紹介させて頂きたいと思います。
M-1 2017の審査員採点データ
M-1 2017 トロサーモンは、結成15年目のラストイヤーとして出場し、決勝でミキと和牛をやぶり、見事、優勝をされています。
M-1 2017の予選で、上沼恵美子さんは、トロサーモンに対して93点という高得点をつけています。
これは、他の審査員の中でも、最も高い点数です。
一方で、松本人志さんは、それよりも1点低い92点という点数をつけています。
「上沼恵美子さんは、好き嫌いで点数をつけすぎる」
という批判をされておられるようですが、M-1 2017の決勝での上沼恵美子さんが、好きで贔屓していると主張しているミキではなく、和牛を1位に選んでいます。
松本人志さんも同様に、和牛を1位に選んでいます。
出典:excite
M-1 2017は、
「和牛の方が面白かったのに…」
「ラストイヤーの忖度じゃないのか?」
といった噂も広がった、疑惑の残る大会でもありました。
M-1 2018の審査には、この時の教訓も活かされていたはずです。
M-1 2018の審査員採点データ
トロサーモン久保田さんが、上沼恵美子さんに対して「クソが」と暴言を吐いたM-1 2018の審査員の採点ですが、上沼恵美子さんは、スーパーマラドーナに対して、89点の点数をつけています。
これは、中川家の礼二さんに次いで、2番目に高い点数です。
一方で、松本人志さんは、85点と、審査員の中で、最低の点数をつけています。
つまり、上沼恵美子さんは、松本人志さんよりも、スーパーマラドーナを4点も高く点数をつけて評価しているわけです。
仮に、審査員の上沼恵美子さんの点数を抜いたしても、スーパーマラドーナは7位で、予選通過は出来ていません。
M-1の採点や審査員ちょっと引っかかったので検証してみたところ、
順位は納得できるものなのかもしれない#M1 #M1グランプリ #漫才頂上決戦 #上沼恵美子 #立川志らく pic.twitter.com/yyQGOImJMJ— ㅤ (@bqhIbucCh1BG2zj) 2018年12月2日
上沼恵美子さんを、「クソが」と批判するのなら、その前にまずは、松本人志さんに対して「こっちは人生かかっとんねん」「このクソが」と批判するべきなのです。
では、なぜしないのか?
それはよしもとクリエイティブ・エージェンシーのお世話になっている大先輩であるからに他ならないと、言われても仕方が無いのではないでしょうか。