ねじれ国会という言葉はアメリカには存在しない
実は、ねじれ国会というのは、その時に出来た言葉なんですよ。
日本語です。
英語にはねじれ国会なんて言葉はありません。
だから、ねじれ国会というのをですね、Twisted(ツイステッド)なんて直訳した英語では通じないって、みんな言っていますよ。
異なったパーティーが、2つの議会を占めている政党違っている時と書かなければいけないという風に、注意書きが随分してありますね。
だから結局、日本の常識は世界の非常識というのは、日本のマスメディアがですね、国民が誤解する事を承知で、嘘をつくという事が問題なんですね。
つまり、「今度のトランプはねじれ国会で、これは大変だ、大変だ」というと、みんなが大変だと思ってニュースを見ると。
本当は大変じゃないわけですね。
だって、殆どがねじれているんだから。
これが、日本式フェイクニュースなんですよ。
この日本式フェイクニュースがずっと一般的なんで、これをずっと聞いている人達が、凄く変な事になっちゃうわけですね。
京都議定書を守るのは日本だけと報じないNHK
まぁ、私の専門では地球温暖化なんかでも、京都議定書というのを守っているのは日本だけというのを絶対に言わないんですよ。
「京都議定書は大切だ、京都議定書は大切だ」と言うんですね。
もちろん、世界ではですね、地球温暖化が大変だというメンバーもいますから、それ以後は、全部それだけを放送して、そして、実は政府単位で地球温暖化の政策を取っている所は世界で日本だけだという事は絶対に放送しない、伝えない。
これが、日本式フェイクなんですね。
フェイクニュースを見破る方法
で、「これをそうしたらどうすれば見破れるんですか?」という質問をよくされるんですけど、これの見破り方は割合と簡単で。
私がなんでフェイクニュースを見破れるんですかというとね、私ね、割合とね、調査が趣味なんですよ。
若い頃から調査が好きでですね。
調査というか、調べるのが割合に好きなんですよ、僕は。
それがまあ、僕は結局、勉強が出来たのもそれだったんですね。
自分で調べるものですから、やっぱり記憶に残るんですよ。
だから、記憶に残るから試験問題なんかの時でも答えられる感じでしたね、私は。
だからこういう時もですね、あれおかしいなぁと。
このおかしいなぁと思わなければ、なかなか調べられないのですが。
米国は上院と下院で決めるものが違う
おかしいなぁ、アメリカってずーっと大統領が、上院、下院対策をするし、だいたい、上院と下院とでは、決めるものが違うんですよ。
日本みたいに同じ案件が、上院と下院にかかるわけではなくて、主に外交案件だとか、司法関係とか、例えば、条約の批准だとか、最高裁判所の判事の選任だとか、こういうのは上院の決める事なんですよ。
下院に法案が行きません、元々。
だから、下院の方がどちらかと言ったら人数も多いし、一般的な、日常的な政治の議案とか、そういうのを検討するという事なんです。
それで、2院制というのが必要なんですね。
日本では2院制の説明にですね、2院あって、やっぱり別の見方から議決が違う事もあるって、そういう事も、実はアメリカにもあるんですが、アメリカでもイギリスでもフランスでもドイツでもですね、ねじれている事というのは一般的なんですよ。
しかし、それでもうまくいっているのは、一つは例えばアメリカだったら、上院の議決と下院の議決、同じものをあまりしないという事が一つ。
国をよくしたいと思わない政治家は日本だけ
もう一つはですね、大統領と上院と下院が違っていてもですね、アメリカをよくしようという事では共通しているんです。
だから、日本みたいに、あげ足ばかり取ったり。
まぁ、それもしますけどね、結局は、アメリカがよくなるためには、という議論に最後はなるんですよ。
ところが、日本の森加計騒動なんかを見ていたら分かるように、なんの目的も殆ど無くですね、ただ混乱させるため。
今でもそうですね。
2人の大臣のスキャンダルばっかやっていますよ。
そういう風になるので、ねじれがよけいに拡大するという事はあります。