カルロスゴーン 別名コストカッター
コストカッターと呼ばれたゴーン容疑者。
一部の工場や生産拠点を閉鎖し、2万1千人を目標に、大規模なリストラを断行。
1年で、日産を赤字から黒字に転じさせました。
2002年には、企業改革に手腕を発揮した経営者として、当時の小泉総理から表彰状を受けるまでに。
痛みを伴う徹底した合理化を貫き、更に2004年には外国人として初めて藍綬褒章(らんじゅほうしょう)を受賞しました。
そしてこの頃、カルロスゴーン容疑者が変わっていく出来事があったと、日産の西川社長は会見で語っておられます。
カルロスゴーン 日産とルノーのトップを兼務
西川社長によれば、2005年、ルノーと日産のCEOを両方兼務する事になったカルロスゴーン容疑者。
その時、西川社長としては、ごく当たり前に日産を率いてくれたゴーン容疑者がルノーの責任者になるのだから、日産にとっていい事であるという認識しかなく、それ以上、その後、どのような結果が将来に起きてくるのか、あまり議論する事が無かったといいます。
カルロスゴーン 高額報酬問題
毎日新聞によると、ゴーン容疑者は、日産から7億3500万円、三菱自動車から2億2700万円、ルノーから約9億5000万円、3社合計で、約19億円もの報酬があると報じられていました。
しかし、2015年には、ルノーの株主総会で、ゴーン容疑者の「報酬が高すぎると」批判が噴出。
持ち株比率で54%が反対の声を上げました。
結局は、減額にならなかったものの、高額な報酬は、しばしばメディアなどで問題視されてきました。
カルロスゴーンの不正を見抜けなかった理由
昨日の会見で日産の西川社長は、不正を見抜けなかった理由を、ある部分で、会社の中の仕組みが、その部分が非常に形骸化、形式だけのものとなっており、透明性が低く、要するにガバナンス(統治)の問題が大きかったと語っておられます。
カルロスゴーンはカリスマか?暴君か?
カルロスゴーン容疑者は、カリスマだったのか?それとも、暴君だったのか?
という質問に対して、西川社長は、じっくり考える時間は無かったと前置きをしつつも、事実として見ると、なかなか他の人間が出来なかった事を特に初期については、非常に大きな改革を実証したとう実績は、これは紛れもない事実であると語っておられます。
カルロスゴーンの側近グレッグケリー
西川社長は、グレッグケリー容疑差に対して、長い間、ゴーン容疑者の側近として様々な仕事をしてきたという事で、CEOオフィスという事になるため、そういう意味では、ゴーンCEOの権力を背景に、相当な影響力を持って、社内をコントロールしてきたという事は言えると思う、カルロスゴーン容疑者と、グレッグケリー容疑者の2人が、首謀であることは間違いない事だという風に見ていると語っておられます。
カルロスゴーンへのクーデターの可能性
どういった形で今回のクーデターのような形に至ったのかとう質問に対して、日産に西川社長は、そうではない勢力からクーデターがあったというような理解はしていないし、そのような説明をしたつもりも無い、そうは受け止めて頂かない方がいいのではないかと思うと語っておられます。
日産 外国人執行役員の情報提供
カルロスゴーン容疑者の今回の不正に関しては、日産自動車の外国人の執行役員の方の、会社側へ情報提供によって、発覚したと言われています。
外国人執行役員と検察側が司法取引をした結果、こういった不正疑惑が明るみに出たという事が新たに分かっています。
カルロスゴーン 離婚と再婚
カルロスゴーン容疑者は、1985年レバノン出身のリサさんという女性と結婚されています。
そして、リタさんとの間に、3女1男をもうけたのですが、2015年に離婚。
多額の慰謝料が発生したのではないかと言われています。
カルロスゴーン容疑者(62)は、離婚した翌年2016年に、キャロルさん(50)という方と再婚されています。
結婚式の披露宴では、フランスのベルサイユ宮殿を借り切りにし、盛大に行われたと言われています。