疑惑その4:顔入り巨大看板疑惑
片山さつき議員は、自身が出版する著書と、自身の顔写真を掲載した看板を設置している事が、公職選挙法違反にあたるのではないかという指摘を受けました。
看板は埼玉県にあると指摘されましたが、その後、静岡県の浜松市にあるという事が指摘され、その後名古屋市など複数存在するという事が指摘されています。
埼玉県さいたま市で発見された看板
埼玉県で発見された看板は、大きさが横が約3.6m、縦が約2.7mの大きさがあります。
片山さつき議員が掲載された巨大看板が、公職選挙法違反にあたるのではないかという指摘ですね。
片山さつきさんが新たに出版する「未病革命」という著書の出版日が2015年12月8日ですので、かれこれ3年近く掲載されているではないかと言われています。
選挙期間以外であっても、政治活動のための看板については、
・事務所のある場所以外では禁止
・縦150cm、横40cmを超えるものは禁止
といった決まりがあるので、それに違反するのではと批判したいんでしょうね。
ですので、この巨大看板が選挙ポスターのような、片山さつきさんの選挙への出馬を知らせるような、明らかに選挙目的のものであればアウトでしょうね。
ですが、この看板は、新たに出版する片山さつきさんの新書をPRするという事が建前に作られています。
「書籍よりも、片山さつきさんの顔や名前の方が大きいじゃないか」
といった指摘もあるようですが、著者に知名度がある場合は、顔写真などを前面に出し、書籍を販売するという事はよくある事です。
ですので、はっきりとアウトとは言えなくなりますね。
いわゆる「グレー」というやつです。
片山さつき事務所としても、公職選挙法の事くらいは把握している事でしょうから、著書の宣伝という形を取りながら、片山さつきさんの知名度をアップさせられる看板を、考えたという事でしょうね。
看板は誰が設置し金を出したのか?
書籍の宣伝だとしても、出版されて3年間もの間、宣伝の看板が掲載されているという事は、異常な事ですよね。
看板を掲載するといってもタダではないわけで、利益が上がらないものに対して、出版社のような営利企業が、広告費を支払い続けるという事は、考えにくい事です。
そのため、この看板は誰が設置し、そのお金がどこから出ているのかというのは気になる所です。
片山さつき議員は、
看板の設置に関して
「誰が設置したのか?」
という問いに対して、
「出版の広報する会社と出版会社です」
と答えているようです。
片山さつき氏、看板・公選法抵触問題。
誰が設置したのか?との問いに、片山氏「出版の広報する会社と出版会社です」
→ところが、2社とも設置を否定(虚偽答弁)❗️
さらに、名古屋市にも看板設置(別の本)の事実が判明‼️ pic.twitter.com/9RrNsRu5Pe
— 但馬問屋 (@wanpakutenshi) 2018年11月9日
ですが、日刊ゲンダイのツイートによれば、「未病革命」の出版社である日経BP社は、「(巨大看板は)弊社が出したものではありません」と回答していると言っています。
片山さつき地方創生相に今度は公選法違反の疑いです。さいたま市浦和区に掲げられた巨大な看板。片山氏は「書籍販売の宣伝で政治活動のための広告ではない」と主張も、版元は日刊ゲンダイの取材に「弊社が出したものではありません」と回答しています。 https://t.co/l3zWT1nvWP #日刊ゲンダイDIGITAL
— 日刊ゲンダイ (@nikkan_gendai) 2018年11月8日
お金の出所は、今後、問題となってきそうですね。