大盛り上がりの2018日米野球
広島の菊池涼介選手のセーフティースクイズで逆転勝利し、3勝1敗とした侍ジャパン。
2018日米野球は、大変な盛り上がりを見せています。
ベラスケス原爆動画投稿事件
そんな最中、またもや水を差す事件が。
ボストン・レッドソックスに所属するエクトル・ベラスケス投手が、原爆の絵文字を使った動画を、インスタに投稿しているとして、批判される騒動となっているのです。
エクトル・ベラスケス投手は、1988年11月26日生まれの現在29歳。
メキシコ生まれの方です。
47試合に登板し、7勝2敗、防御率3.18の成績を残しています。
ベラスケス投手は、原爆ドームなどを撮影した動画に「Atomic bomb!」原爆という意味の言葉と、爆弾の絵文字を動画に重ねて、自身のインスタグラムに投稿していたのです。
ベラスケス投手は広島で謝罪
エクトル・ベラスケス投手は、一連の騒動に対する会見を開き、すぐに謝罪を行っています。
「メキシコの知り合いに広島で起きたことを伝えようと思ったけれども、伝え方を間違えました」
「本当に申し訳ありませんでした」
「私が生まれたメキシコも、住んでいる所はとても危険なところで、いろいろな悲しい事が起きています」
「そのような場所で生まれた僕が、このような事をしてしまって申し訳なく思っています」
「これからは、こういう事がないようにやっていきたい。申し訳ない」 日刊スポーツ
と、軽率な行動を、とても反省されているようです。
MLBアジア太平洋地区担当副社長ジム・スモール氏は、ベラスケス選手に対して、これ以上の処罰は科さないと発表しています。
日本とメキシコの関係性
米国とは移民問題などで揉めているメキシコですが、日本との関係は、決して悪いものではありません。
日本が、アジア以外の国で初めて平和条約を結んだ国で、親日国であるとも言われるような国なのです。
日本に対する不平等条約が多かった時代に、平等条約を結んでくれた国だったりするんですね。
メキシコはアメリカと戦争(米墨戦争)をしていた事もありますし、現在の関係も決していいとは言えません。
メキシコが、アメリカに対して、いい感情があるとは一概に言えないんですね。
そのため、エクトル・ベラスケス投手の、「Atomic bomb!」原爆という意味の言葉と、爆弾の絵文字の動画は、単純にメキシコの友人に
「日本のこの場所が、原爆が落とされるという悲しい事件が起こった場所」
だという事を、分かりやすく伝えたかっただけなのかもしれませんね。
この野球選手がしっかりと謝ってもらったことや、日本の歴史を違う国に伝えたかったのは良かったと思う。少しやり方を間違えただけ。………BTSって謝らないの…….?