人間はなぜ太るのか?
人間がなぜ太るのかというのは非常に面白いテーマでして、医学論文など広く目を通しているんですけれども。
やはり、食欲というのは誘導性を持っているので、テレビを見るとですね、非常に美味しそうなスイーツなどを放送していますから、ついつい食べたくなってしまうというのがあって。
他に、一番のここで言いたのが咀嚼に関してなんですね。
頭脳による人間の支配
人間はやはり頭脳動物なものですから、男との性欲ですら、頭脳で誘起されたものであると。
もちろん食欲もある程度そうであって、お腹が減ったから食べるなんて言うんですけど、僕なんかはですね、1日に3回食べるんだって決まっていてですね、あまりお腹は減っていないけれども、お昼が来ちゃったから食べようか、といった事が結構あるんですよね。
食べ始めてこれでいいやと思うのはどうしたら思うかと言ったら、私の感覚なんかはすっかり鈍くなってしまってですね、このくらいの分量ならいいという感じなんですよ。
頭で判断しているんですよ。
お腹が一杯になるとか、血中にグリコーゲンがどれだけ増えたであるとか、胃がどれだけ満杯になったとかいうのではなくて、ご飯はまぁ一杯くらいだなと。
おかずはこれぐらいあればいいかと、考えながら食べているんですよね。
だから本来の食欲とは、殆ど関係が無いんですね。
どうすれば満腹感を感じられるのか?
自分の満腹感というのはどうやったら感じられるのかと言ったら、ゆっくり食べていたらですね。
一食を、まぁ、1時間くらいかけて食べると、後半は血液の成分とか、そういったもので検出して、体がもうこれ以上食べなくていいと体が思うらしいのですが。
私なんかは、10分から15分でパッパと食べちゃいますんで。
そうすると、まだ血中には変化が現れないって言うんですね。
ではなんで私たちの食べる量はこのくらいでいいんだと思うのかというと、目で見て頭で考える量と、咀嚼の回数らしいんですよ。
硬い食べ物を何回か咀嚼しているうちに、脳はですね、血中の成分でまず見て、それから咀嚼の回数で見るんですね。
動物や植物なんかをずっと勉強していると、結構、動物や植物は複雑な検出機構を持たないで、簡単な方法で行動を決めているんですね。
そういった意味では、血中のグリコーゲンの量を測定して満腹だと思うのではなくて、1000回噛んだから満腹だと、そういうことではないかと。
そう思いますと、やはり満腹感を得るためには、硬いものを食べるというのが一番いいんでしょうね。
まずは、硬いものを食べる。
なぜ知らず知らず食べてしまうのか?
それからもう一つは、数を減らす。
つまりどういう事かというと、別腹の食欲と言うのですかね。
なんでいっぱい食べてしまうのかというと、この頃、栄養のバランスを考えて、肉だ野菜だ、なんたらかんたらで、5種類くらいおかずを付けるわけです。
それにプラスして、スイーツやらオードブルやらデザートだなんて言ってですね、とにかく数が多いわけですね。
太るものの理屈を見ますと、やっぱり違うものがあるとそれだけ食べてしまうと。
まぁ、それはそうでしょうね。
ですから、例えば、朝食はご飯とみそ汁とシャケの焼いたものだけにする。
ご飯とおかず2つですね。
お昼は、そばを食べたり、それもたぬきそばくらいで済ませると。
それから夜は肉と野菜というくらいで食べる。
つまり、朝昼晩の3食合わせて栄養のバランスを取ればいいのであって、1食1食で栄養のバランスを取らなくてもいいわけですから。
種類を減らすといったら、3食である程度バランスのとれた食事を取れるようにすると。
こういう事なんでしょうね。
まぁ、夜はちょっとお酒を飲んで、簡単なつまみを食べるというような事でですね、まぁ、太らないと。
私たち人間というのは、全部頭脳動物になっちゃって、1日3食食べなきゃダメだとか。
栄養のバランスなんてものは、体の調子で分かるにも関わらず、栄養のバランスを頭で考えるといった事になってしまったわけで。
糖質制限食は体にいいのか?
今は、糖質制限食というのを色々と資料を見ているんですけれども、糖質制限食も、いいのかもしれないのですが、やっぱりかなり頭脳で考えていますね。
「人間は昔々、あまり穀類を食べなかったんだ」なんて事から始まるのですが。
そういう事を言い出したら、人間は昔は風呂にも入らなかったわけですし、野菜なんてものはもちろん食べないで。
だいたい、サルなんてのは、木の実とか草の根といったものは食べるんですけれども。
ですからまぁ、正直なところ、まだ何とも言えないといった感じではあるのですが…