玉城デニー氏に自民党惨敗の理由と影響
沖縄知事選が終わりました。
沖縄知事選に関しましては、私も本当に接戦になると申しました。
しかし、38万999票対30万7027票ですから、接戦では無い事だけはは明らかなんですね。
じゃあなぜ?
これは私だけではなく、共同通信その他の世論調査でも伯仲との予想でしたが。
大差での敗北は想定外
本当に最終盤になって、玉城デニーさんの方が上回っているという話は私も聞いておりましたが、ここまでの差が開いてしまったという事は、ちょっと想定外でした。
これに関しては色々な分析がされておりますが。
要は、今まで経済問題なんかで、基地の問題を逃げてもそれで勝てばそれでいいじゃないかというような事が保守側にあったんでしょうけど、今回、再三言うように、本当にいい条件でね、負けてしまったと。
基地問題から逃げた自民党
これはもちろん、翁長さんの弔い合戦という側面もありますけど、やっぱり最大の問題は、基地の事から逃げたという事だと思います。
基地の問題を真正面で取り上げるのであれば、少なくとも宜野湾市長を立てるという選択肢は無かったのではないかと。
つまり、基地の移転によって、一口に言えば得をするところの代表だったわけですから、やはりこの人選を含めてね。
基地問題を真正面から取り上げるのであれば、他の選択があったはずです。
ですが、終わってしまった事は終わってしまった事で、反省は反省として、今度の事という事ではございますが。
玉城デニー氏勝利の不幸中の幸い
不幸中の幸いは、玉城さんの後ろに、小沢一郎さんがいるという事。
ずっと政治の、平成の政治史というのは、小沢一郎がかき回し、かき回し、かき回した流れなんですよ。
で、ことごとく失敗をしてしまった。
民主党政権を、実際どうしようもない形にしてしった。
もちろん、鳩山さんのようなピエロもいますけれども、やはり、小沢さんの功績といいますか、それもある。
竹下派の分裂から何から何までですね、あるいは新進党を潰してしまった事とか、全部小沢さんという、一大のトリックスターが絡んでいます。
ということでいえば、この4年間、玉城さんは本当に苦労すると思いますけど。
まぁ、ご本人が投げ出さない限り、リコールなどが成立しない限り、4年間、もってしまうわけですね。
だとすると、政府の方でこれは頑張ってもらって、なんとしても22年間ずーっとこの基地の移転問題というのは関わっているわけですから、これは基本的に国の専権事項なんですよ。
安全保障問題というものは。